「令和のダラさん」(ともつか治臣)

 片田舎の村で、嵐の日の夜に土砂崩れが発生しました。長らく立ち入り禁止となっていたその場所に踏み込んだきょうだいがいました。そこで、屋跨斑(やまたぎまだら)と呼ばれる上半身女性、下半身蛇の怪異に出会ってしまったのです。

 そのきょうだいとその怪異との日常系マンガです。ホラーコメディとか書いてありますが、怖さはほとんどありません。表紙絵は何か怖そうですけど。

 この屋跨斑は、百年以上昔の怨念を抱えています。それが各話で少しずつ明らかになっていきます。それはそれとして、きょうだいと怪異の日常が描かれています。

 ちなみに作者は脳梗塞で右半身がまともに動かせないそうです。でも画力高い。

 現在1巻しか出ていませんが、面白くて何回も読んでしまいました。話的には2巻で終わりそうですが、日常系なのでダラダラと続けられそうな気がします。ダラさんだけに。