丸かじりシリーズ

 東海林さだおの「丸かじり」シリーズが好きで読んでいましたが、だんだん何巻まで読んだかわからなくなってきています。本屋に行って、多分読んでいないだろうという巻(「サクランボ」と「パンダ」)を買ってきたという話は前に書きました。そして読み始めたのですが、なんだか昔ほど刺さりません。うーん。私も年を取って、食に対する興味がだんだん無くなってきたのか、東海林さだおもマンネリ化して筆力が落ちたのか。例えば、カップ麺の冷やし中華の回ですが、どうやって冷やすのか、と考察しています。で、単に水を入れて麺を冷やすというのにがっかりしていました。でも、こういった冷やし方は既に35年も昔にざるそば弁当で私は経験済みです。新しいカップ麺は毎回買うという東海林さだおですが、この方法を知らないはずもないし、知らないなら本当に新製品を買っているのか疑問です。そう考えたら、やっぱり東海林さだおの筆力が落ちているんじゃないかなと思う次第。そうして、今後多分このシリーズは買わなくなるだろうなと予想する私がいました。