プレイ不能なビッグゲーム

 twitterが青い鳥からXになった事で、Xの看板を立てたようですが、3日で撤去しなくてはならなくなりました。まあ、見たけど、あれはねぇ。やたら眩しく、ピカピカと明滅していて、「雷のよう」と苦情が来たようです。そんなことを、今日、天候不順で雷が鳴りまくっていた自宅で思ったのでした。

 

 レビューなんかでは、ビッグゲームでも「複雑そうだが、少し覚えると簡単」とか「プレイエイドカード通りに進めれば簡単」なんてものがあります。
 では逆にプレイ不能なゲームってどんなものなんだろうと考えてみました。まあ、ルールが破綻しているようなのはビッグであろうがなかろうがプレイ不能ですが。

・扱うユニットが多い
 多分一人が扱えるユニットやマーカーの数って、上限があると思うんです。実際の軍隊でも、軍集団司令官が、兵士一人一人の位置や行動を制御したりしません。まあ、ヒトラーは中隊の配置まで口を出したと言われていますが。なので、あまりに扱うユニットが多い場合はプレイ不能になる気がします。もちろんプレイヤーを増やすことで対処するゲームもあります。そうするとプレイヤーが必要とするスペースも問題になりそう。

・長時間かかる
 1ゲームの時間が長いと、やはりプレイ不能でしょう。よく「最後までプレイした人がいるのか」というレビューがあったりします。ゲームを広げておく場所が無いという問題はVASSALで解決できます。が、これが落とし穴で、あるユニットをこう動かそう、と思っていても次の日にそれを忘れてプレイを進め、途中で気が付いた時の士気低下は深刻です。別にプレイヤーが集まる時間がないとかそういうものはVASSALでの記録でなんとかなるのですが、むしろ、この思考の連続性の切断の問題の方が重要な気がします。プログラミングをしていても、途中で電話がかかってきて思考が中断すると元に戻るのに15分ぐらいかかると言われています。

・シーケンスが複雑
 プレイシーケンスが複雑な場合、それをいちいち覚えられませんので、ルールやプレイエイドカードなどを首っ引きにしないとプレイできません。これは当然プレイ時間の長時間化に繋がります。そうすると、上を参照。
 また、ある状態では使うシーケンスが、別の状態では使わないと言った分岐が多いと、間違えやすくなります。途中で間違えたことに気が付くと士気低下します。

・ルールが複雑
 ルールの量が多いというのとは異なります。まあ、多いと読むのが大変とか、探すのが大変とかありますが。その場合もゲーム時間が長くなるという問題に繋がります。
 ここでいうルールが複雑というのは、シーケンスの複雑と同様に、条件分岐が多い場合です。分岐する条件を覚えないといけないので、間違えた場合に士気低下します。

・物理的にマップ中央に手が届かない
 私は背が低いから・・・。


 さて、こう考えていくと、やはりプレイ時間が長いというのが一番プレイ不能の原因になっていそうです。ただ、中断中もそのゲームのことだけを考えて、思考を中断させなければ問題ないかもしれません。もっとも、そんなことができるのは、ゲームを仕事にしている人だけでしょう。