失敗作かな?

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 昨年購入したケビン・ザッカーの「ナポレオンの黄昏(The Struggle of Nations)」(AH)をプレイしたいと思いましてルールを読んでいます。タクテクスの「大陸軍 その光と影」(だったかな?)で諸国民戦争が最初の記事だったかと思います。それを読んでいて、「ナポレオンの黄昏」は欲しいと思っていたのです。ようやく手に入れました。前に書きましたが、開けてビックリ。マップのヘクスが小さい。カウンターが小さい。2ヘクスに跨るユニット(いわゆるダブルカウンター)なのですが、ヘクスが小さいので、ハーフカウンターともいうべきサイズ。何と言うか、不器用な私では扱いにくそうだと思いました。もっとも、プレイはVASSALモジュールで行いますので、小さかろうが関係なし。画面で拡大すればいいのですから。

 で、ルールを読んでいる途中で、かなり疑問点がありました。内容の疑問というよりも、システム全体について。ちょっと複雑すぎない?作戦級に戦術要素を組み入れようとしたのだと思います。でも、補給源から連絡線を通して策源に、策源から伝令線を通して部隊に、命令や補給を送る形になっていたりします。その他でも、損耗に対し、まず損耗マトリックス表で損耗係数を出して、それから損耗ロールするようです。不必要に二度手間です。確かにリアルではあるのですが・・・。

 「Napoleon at Bay」はいくつもの会社からいくつもの版が出ています。それだけ人気もあるという事でしょう。一方、「ナポレオンの黄昏」はAH版以降出ていません。私が知らないだけかもしれませんが。また、同じシステムのゲームも作られていません。私が知らないだけかもしれませんが。多分、ケビン・ザッカーも失敗作だと思ったのではないかと思います。詰め込み過ぎ、よくない。

 そんなわけで、まあ、やっても数ターン試すぐらいかなぁと思いつつルールを読んでいます。ホントにプレイするかな?