戦場の霧

 テッド・レイサーの第一次世界大戦三部作(と勝手に命名)『1914:Glory's End』、『When Eagles Fight』、『1918/1919:Storm in the West』ですが、いずれも「戦場の霧」ルールがあります。といっても特殊なものではなく、スタックの一番上しか見てはだめ、見るのは戦闘解決の時だけね、というよくある奴です。

 トランプのカウンティングと同じで、戦闘解決の時に見たものを覚えておかないといけません。私はこれが大の苦手です。

 年を取って、買い物メモがないと必ず1つか2つ買い忘れるようになったのに、素で数十スタックを覚えるのは結構しんどい。しかも戦闘比なので1戦力の間違いが結構な戦闘結果の差になって出てきてしまいます。

 マルヌの戦いの本を読んでも、確かに敵方の戦力がわからないことが多かったようですが、航空偵察の結果が重要な決断に結びついてもいます。また、1918年になると、結構航空偵察が本格化しています。それでも敵方の攻勢の情報が取れなくて奇襲を受けていますが。うーん、それなら仕方がない?でも1スタックぐらい見てもいいというルールがあってもいいのではないでしょうか。

 ちなみに『When Eagles Fight』ではドイツ軍は見てもいいけどロシア軍はだめらしいです。この辺で優位をシミュレートしているのでしょうか。