災害備蓄で足りなかったもの

 なんとなく、頭の中で浮かんだ「あたり前田のクラッカー」という言葉。昔からありますが、ずっと続いているとはすごいコピーだ。これを作ったコピーライターはすごい、と思っていました。で、前田ってまだあるのだろうか、と思ったのです。私は前田のクラッカーって見た事がありませんので。近くのスーパーはヤマザキビスケットの物しかありません。お菓子メーカーでもつぶれている所は結構あります。で、調べたら、まだありました。創業105年とか。そして、「あたり前田のクラッカー」はCMなのかと思っていましたが、調べたらバラエティ番組で始まったらしい。それも藤田まことが・・・。

 さらに調べたら、前田のクラッカーの缶詰を試食しているHPに行き当たりました。そこで災害備蓄の要件について書かれていたのですが、その中で「リラックスするためにお菓子も必要」とありました。これは私に無かった視点だ。私が備蓄しているのは、魚とかの缶詰、パンの缶詰、ハンバーグとかのレトルトなのです。お菓子はありません。そういえばクラッカーとかビスコとかの缶詰もありますね。盲点でした。

 お菓子は重要です。私が好きなブギーポップシリーズの「ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師」の中で、こういう一節がありました。

 「どうして人はお菓子を作り出したのか、なぜ今も作り続けているのか・・・それは自分の胸の奥にある痛みを少しでも忘れるため。」

 災害にあった時に、お菓子や甘味は、その痛みを少しの間忘れることができるのかもしれません。今度用意しておこう。でもビスコは幼児の食べ物という印象があって、ちょっとなぁ。きのこの山の缶詰とかあればいいのに。