大谷選手が、全国の小学校6万校にグローブを配るという話を人から聞きました。その人は、発想とスケールの大きさに感心していました。グローブがいくらか知りませんが、3000円ぐらいだとして、6万校で1億8千万円。確かにスケールが大きいですが、まあ、それに見合う年収もありますね。
でも、ちょっと待ってください。
そのグローブは小学生全員に配るではなく、選手18人分配るではなく、小学校1校に1つです。このグローブは使われるでしょうか。1つだけですと、子供が取り合いになり、喧嘩しそうです。多分、「大谷選手のグローブ」として校長室にでも飾られるんじゃないかな。そうなると、6万個のグローブが本来の使われ方もせずに消費されることになります。本当にいい事なのでしょうか。
物事はもっとよく深く考えないといけないと思うのです。多分、大谷選手の本意からは外れることになるでしょう。
