ASLを楽しめない理由

 アメリカで中絶の是非について随分熱くなっているようです。ニュースでアメリカの討論番組がちょっと出ていました。中絶擁護派と反対派の女性がこんなことを言っていました。

擁護派「12歳の女の子がレイプした男の子供を産まないといけないのか」

反対派「胎児に対する暴力だ」

 まあ、ただの感情論で醜い。そもそも自分の主張をがなり立てるだけなので討論とは言えません。相手に主張を聞く耳を持っていません。そもそも擁護派は母親の、反対派は胎児の視点に立って主張しているのですから。

 「12歳の女の子」と言うのは初潮が来る前の女の子では妊娠しないので、最低年齢ぐらいを例に挙げて感情に訴えているだけです。中絶した人の中の「12歳のレイプされた女の子」の数がどれぐらいなのかとか言った数字で示していません。ダメですね。そもそも、「レイプ」が問題なら、レイプがない社会を作った方がいいのではないでしょうか。中絶の是非とは全く関係ない。これは単に「女性の権利」が奪われるのを嫌がっているだけです。中絶でなくても「女性の権利」が奪われるなら何だっていいのです。

 一方、胎児に対する暴力というのも意味が解りません。アメリカ社会のように子供の死亡率が低い国の暴論でしょう。昔の日本では子供は7歳までは神の子、つまりいつ死んでも仕方がない存在でした。まして胎児では・・・。そもそも中絶可能なのは心臓すら動いていない細胞ですよね。この人は自分の体皮が剥がれるのも暴力とか言うのでしょうか。排卵も夢精も生きた細胞を体外に「暴力的に」排出し「殺す」のでアウトですか。特に精子は動き回っていますので「生きている」細胞と言う認識が得やすいと思いますが、自慰をする男性は全て殺人者になってしまいますね。それも何十万もの命の。

 総じてアホらしい。妥協点を見つけるなら「レイプ」を証明できた(警察が事件として受理した)場合は可能とかにすればいいのです。多分、この人らはそんな妥協はしないでしょう。

 

 ASLのシナリオT3をやっていて疑問が出ました。ドイツ軍のIV号F2は煙幕榴弾(sM)を撃てるのでしょうか。H章を見てもsDナンバーは書いてありますがsMナンバーは書いていません。というよりsMが書かれている車両がほとんどありません。sDやsNに比べsMは1~3ヘクス先に撃てるので歩兵の援護にもってこいです。でも撃てるのかどうかよくわからない。

 そこで、ハッと気が付いたのです。私はあまりAFVの事をよく知らない。個々の兵器について詳しくありません。これがASLを本当の意味で楽しめない理由なのではないかと。楽しんではいるのですが、ルールがよくわからない所はなあなあでプレイしています。先の例では、撃てるという事にしてプレイしています。だって、同じ75Lの砲は撃てるのに、同じ弾ではないの?とか思ったのです。でもモヤモヤしたものは残ります。ルールがあっているのかどうかわからないので楽しめません。