Jours de Gloireシリーズの和訳

 BGGサイトに和訳ルールがあるとnagunaguさんに教えて頂きダウンロードしました。が、どうも私の感性と合わないのでVVの英文ルールサイトからダウンロードしたものを和訳しました。合わせて、BBG和訳ルール(2021年版)との比較をしました。多分、VV161号(2022年3/4月)の方が新しいんじゃなかなと思って・・・。ところがどっこい。どっちが新しいかわからなくなりました。


 ユニットの説明の所で、国籍色がVVルールではフランス、オーストリア、ロシアの3カ国のみ。BGGではフランス、オーストリア、ロシア、イギリス、プロシアの5カ国あります。これだけ見るとVVルールの方が古い気がします。フランス人、新しく英訳せずに古いルールをサイトにアップしたな、とか思ったのですが、VVルールとBGGルールを比較すると、BGGにない文章が入っています。うーん。まあ、削ったという考えもあることはあるけど。

 ついでにいうとVV本誌についてきた仏文ルールではフランスとイギリス連合の2カ国しかありません。それしか出てこないから当たり前か。

 

 何を信じればいいのか分からないので、VV英文ルールを和訳して、BGG和訳ルールと比較して異なる部分をマークして、仏文ルールの項目だけチェックしたものが、以下のURLにある和訳です。

 

【BGG和訳サイト】
https://boardgamegeek.com/filepage/244508/japanese-rules

【VV英文サイト】
https://www.vaevictismag.fr/en/content/9-english-rules

【私の和訳URL】
https://drive.google.com/file/d/11IL_htgmun3IQ0z-1bEJg_YWNUXuho0v/view?usp=share_link

 

 なお、BGG和訳ルールとは、用語を幾つか変えています。
ショック(shock)→白兵戦
チャージ(charge)→騎兵突撃
突撃(charge)→騎兵突撃
離脱(recoil)→後退
後退(retreat)→退却
司令官(commander-in-chief)→最高司令官
 などです。もしBGG和訳に慣れた方はご注意を。

 

 BGGルールと感性が合わないという点は、受動態の文章よりも能動態の文章の方がプレイヤーが主体となるので良いと感じるからです。例えば受動態ですと「ターン終了時に、マーカーは除去されます」となりますが、除去する主体はプレイヤーなので「ターン終了時に、マーカーを除去します」の方がしっくりきます。Google和訳を使うと大体が受動態の文章で出力されるので、私は毎回変更しています。面倒ですけど。
 この辺は個人の感性なのでご容赦ください。

 

 最後に、この和訳には「La Garde Avance!」の和訳も載せていますが、これはnagunaguさんが和訳したものを使用しています。いくつか用語は変更させていただきましたが、ほぼ原文のままです。この場を借りて御礼申し上げます。

 

(追記)

 Recoilを離脱とする訳について、つらつらと考えてみたのです。そして、過程に着目するか、最終結果に着目するかで違いがあるのだなと思いました。
 当初、私は、戦闘後前進が強制なのだから、敵から1ヘクス「離」れて戦闘状態から「脱」する「離脱」という言葉に違和感がありました。最終的には敵との隣接状態は変わらず、さらに追撃戦闘の可能性もありますので。
 ですが、敵から一旦1ヘクス離れ、息をついている所に、敵が前進してきた、という過程を見て「離脱」という訳なら問題ないのではないかと考えました。

 作戦級よりも時間スケールが短い戦術級では、行為を一つ一つ段階的に処理するのが良いと思います。例えば、砲撃なら、どこに当たったかの命中判定、命中したらそこの装甲を貫通したかの貫通判定、貫通したら被害はどうかという損害判定、さらにゲームによっては火災による二次被害の判定もしたりします。
 そう考えた時、例えば戦闘結果の1+CTなら、敵から1ヘクス離れ、戦闘が継続できるかどうかのチェックをして、その後で敵が戦闘後前進、さらに追撃戦闘という流れはアリだなと思い至ったのです。
 どうも私は作戦級脳になっているようです。実際、作戦級のゲームをプレイする方が多いですし。

 現状、訳をアップしたので修正はしませんが、今後はこういった事も考えて訳そうと思います。まあ、でも結構Googleの翻訳に引きずられることも多いですが(修正が面倒なので)。