Xはどこから来たんだろうか?

 昨今やたらとDX、DXと言われています。デジタル・トランスフォーメーションのことです。でもデジタル・トランスフォーメーションならDTではと思うのです。どう見てもX要素ない。せめてデジタル・エクスチェンジとかならわかりますが、誰も疑問に思わないんでしょうか。

 ちなみにDX、私もやっています。アナログウォーゲームを買っても、大体カウンターを切らないでVASSALでプレイしています。アナログゲームをデジタル化しているんです。で、最近は気になるゲームがあるとVASSALモジュールがあるかどうか調べてから買うようになってしまっています。世も末だ。

 

 ChatGPTも流行っているようです。対話型AIとかで、会社でもよく話題に上っています。でもあれはAI(人工知能)じゃありません。ただの検索エンジンです。だって、ChatGPTは中身を理解して回答しているわけではありません。だから嘘をたれ流したり、見た事もない漢字をたれ流したりしてしまうのです。

 でも、対話型と言うのは良い事です。ソクラテスの対話法(対話を通じて知識を高める)と同じです。ただし、これには質問する能力が重要です。適切な質問をすれば適切な回答があるようになっています。会社の人でやたら物事を聞いてくる人がいます。ネットで調べればすぐにわかるような事でもです。この人はどんな単語を使って検索をかければいいかわからないのです。質問下手です。こういう人は多分ChatGPTに向かない。きっと、相変わらず私に質問してくることでしょう。

 ChatGPTでSF小説を書かせたら普通に良いものが出来上がったと言われています。でも思うのです。ChatGPTは検索エンジンなので、膨大なネットの情報から「平均的な(あるいはよくある)」ものを集めてきて回答(小説とかも)作ります。なので一般人には「普通に良い」と感じるものができるのだと思います。決してChatGPTが優れた創造力を発揮したわけではありません。これで小説家は要らないという事には絶対ならないでしょう。

 そんなことを、暑い部屋の中でボーっと考えていました。今日は風が強いので窓をあまり開けていられなかったのです。

 

 ChatGPTに特定のウォーゲームの勝ち方(SCSのNorth Africaのシナリオ1のドイツ軍とか)を聞いたら素晴らしい戦術を教えてくれるのかな?