もっと右翼を!

 アンリ・イスランの『マルヌの会戦 第一次世界大戦の序曲』を読んでいます。なので、第一次世界大戦西部戦線物のゲームがやりたいなあと思いました。

 名作『World War I』(SPI)は戦略級で全期間を扱うので、ちょっと違います。

 CMJ30号に『1914:The Gloly's End』(テッド・レイサー)がありまして、ちょうどVASSALにもモジュールがありました。ただVASSALの方は、GMTが同じテッド・レイサーの『When Ealgls Fight』と2 in 1にしたものが元のようです。まあ、あまり変わらないだろうなと思って見てみたら、マルヌの会戦のシナリオが追加になっていました。

 『When Eagles Fight』もCMJ21号の付録になっていて、まあ名作は再版されるのだなと思った次第です。

 そんなわけで、セットアップしてみたりしています。ユニットを見ると防御力の方が高いという、いかにも第一次世界大戦らしい感じです。ヒストリカルセットアップですと、初期配置がやはりドイツ軍が北側、フランス軍が南側に重点を置いています。軍の中心位置だけ示していて、後は3へクス以内にセットアップなので、いろいろ考えないといけません。

 CRTを見ると損害を抑えるためには3:1の方が4:1よりいい感じです。どんどん消耗していくでしょうから、できれば3:1で比率が立つようにすればいいかと思いました。

 ただ、他のウォーゲームと違って、1ターンに移動か戦闘のどちらかしかできません。行軍戦闘というのもありますが、こちらは相手のへクスに入れるだけの移動力がないといけません。歩兵の移動力は4で、森や山地なんかは2移動力必要なので、離れているところにいる敵に対して行軍戦闘はほとんどできません。結構展開が緩やかになりそうです。ちなみに1ターンは3日。基本、みんな歩きですからねぇ。

 セットアップ時に注意しないといけないのは、ドイツ軍のセットアップ時にベルギー、ルクセンブルグに配置していないと、ゲーム期間中は進入できない(中立化した)というルールです。危うく読み落とすところでした。リエージュ要塞を落とさないとドイツ軍の補給が先に延びないとか、フランス軍は7回ドイツ国内で戦闘しないとVPが得られないとか(17号計画)、ちょっと陰謀ルールもあります。

 現状はまだセットアップに頭をひねっているところです。

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セットアップ案(途中)

 フリーセットアップでアルデンヌから突破しようと思っても、多分移動力の関係で難しいでしょうね。森の中では1ターン2へクスしか動けないから。それでも全30ターン(第1次イープル会戦まで)なので、いけるかもしれない。

 ちなみにアンリ・イスランは『第一次世界大戦の終焉 ルーデンドルフ攻勢の栄光と破綻 1918年春』という本も書いており、こちらも購入しています。次は『1918:Storm in the West』(テッド・レイサー、CMJ8号)ですかね。こちらもGMTの再販とVASSALモジュールがあります。

 

(追記)

 後で気が付きましたが、『Phths of Glory』もありましたね。初版を持っています。ただ、これも戦略級なので。