ウォーゲームのマップの好み

 もはや「キーウ」、「ハルキウ」がスタンダードになってきたようです。マスコミの言葉の暴力ですね。そういえば、「言論の不自由展」がニュースになっていましたが、開催されているのですから不自由ではないと思います。本当に不自由な人は、叫び声すら上げることができません。私は「言論の自由」は間違っていると思います。自由に言ってはいけないことがあるのです。つまりは、「人を傷つける言論」です。「あいつはキモイ」とかですね。そういう事を言う人に限って、「そんなつまらない事で傷つくなんて」とか「日本は言論の自由が保障されている」とか自己弁護するのです。

 

 昨日紹介した『GROUNDLESS』。昨日は7巻までしか読みませんでした。何故か。タブレットのバッテリーが13%になってしまったからです。充電して、今日10巻まで一気読みしました。結構考えさせられることも描かれていてとても面白かった。とはいえ作者も大変なようで、1巻1年半ぐらいかかるようです。現状では1巻で1エピソードが終わるので、切りはとてもいいです。頑張って続けてほしいものです。

 

 ウォーゲームで使われるマップの方式には3種類あります。グリッド方式、エリア方式、ポイント・トゥ・ポイント(PtP)方式です。正確にはミニチュアゲームとか海戦ゲーム(ハープーン)とか、定点がないのっぺらしたものがありますが、これは今回除きます。

 で、私が好きなのはグリッド方式です。グリッドとは六角形や四角形、あるいは八角形と四角形の混合のように、同じサイズのグリッドで埋め尽くされたものです。

 なぜ好きかというと、移動の幅が広がるからです。また、地物の配置が正確に近くなるからです。

 移動についてい言うと、例えばもし1939年に作られたPtPのウォーゲームがあったとすると、アルデンヌの森林地帯に道路線が引かれることはなかったでしょう。しかしグリッド方式なら制限があるとはいえここを通ることができます。まあ、森林地帯は移動不可にするゲームもありますが・・・。PtPは移動経路が固定です。このような状態ですと、ハンニバルやナポレオンはアルプスを越えられません(超える戦略が試せません)。そういうあたりがグリッド方式が好きな点です。

 また、ある程度の変更はあるにしてもグリッド方式は地物の位置は現実に合わせますが、PtP方式では配置が自由に変更できます。重要な都市が近接しすぎていてレイアウトの関係で動かさざるを得ないこともあるでしょう。それに有名になった戦場は、たとえ明確なランドマークが無くても入れざるを得ません。ガウガメラなんてどこだという話ですが、PtPではボックスとしてないと寂しいです。この辺がPtPでは地物の地理的位置が不正確になる所でもあります。なので、Googleマップで見ようと思っても探すのが大変です。

 エリア方式はトポロジー的にはPtPを同じです。とはいえ、上記の欠点も緩和されてはいます。

 いずれにしろPtPやエリア方式とグリッド方式の同テーマのゲームが合ったら、私はグリッド方式の方を選択します。これはあくまで個人の好みの問題です。

 

 ところで、南北戦争に関心が出てきたけど、軽い戦略級がないので「ブルー&グレー」をプレイしていると前に書きましたが、GJのダウンロードページを見たら旧GJ59号の「南北戦争」のVASSALモジュールがあるではないですか。旧GJは積んでいる雑誌の下の方だったかなと本棚を見ると、立てかけてある所にありましたので、すぐ手に取れました。ゲームはどうやら難易度中で4時間程度でプレイできるように作られたらしいので、やりたいゲームにぴったりです。このゲームは「For the People」や「A House Divided」に影響を受けているのでPtPですが、まあいいじゃん。・・・上の様な事を書いていながら節操がない。

 まだ南北戦争の双方の戦略というものが、いまひとつピンと来ていません。個々の戦場や戦いについてはある程度把握できていますが、それらの関連性が呑み込めていません。こういった点については、やはり戦略級でないとわかりにくい所です。本当はPtPよりはヘクス式の方が地理的位置関係が把握しやすいのですが・・・。