中国の問題について

 まあ、中国はいつも問題を起こしますが、最近では「偵察気球」と「沖縄の島の購入」がニュースを賑わしていますね。とはいえ、ちょっと待てと思うのです。

 

 偵察気球についてですが、制御不能の気球をピンポイントの偵察なんかに使うのでしょうか。使うというのなら、もっと大量に流して、どれかがあたればOKという数撃ちゃあたる式でないと無理があるでしょう。どうもアメリカの騒ぎ過ぎの様な気がします。とはいえ、中国が「アメリカの気球が数十個中国内に侵入した」というのもどうなのと思います。風向きから考えて無理があるでしょ。低空ならいざ知らず。

 思うに中国政府の秘密主義が問題ではないかと。気球を飛ばす目的や時間などを事前に公開していれば、それほど騒ぎにならないと思うのです。

 

 もう一つは中国人女性が沖縄の無人島を購入したという事。SNSで「中国の領土」とか言っている人がいるようですが、ちゃんちゃらおかしい。所有権と領土とをはき違えています。この女性が島に行くためには、正式に日本に入国しないといけません。日本が入国禁止にでもすれば、所有していても行くことはできません。当然、中国から船などで直接島に行けば不法入国で捕まります。それに、中国軍兵士を連れて行ったり武器を持ち込んだりできるわけでもない。兵士は丸腰でちゃんとパスポート取れば行けますが。こちらも騒ぎ過ぎです。まあ、確かにこの島の所有権があるので、そこに家を建てたりごみを捨てたりは自由です。景観条例とかが無ければ。

 そもそも、中国では土地の所有は認められていないという事で、目減りするかもしれないお金よりは土地を資産として持ちたいという気持ちはわからないでもないです。もっとも、島ですから海面上昇で沈んで目減りするかもしれませんが・・・。

 それよりも同じ日本人でも、産業廃棄物を不法に捨てるような人の方が大問題だと思いますね。まあ、結局は、どこの国の人がというよりは、個人個人の魂の問題なのでしょう。