独立戦争と言えば、「太陽の牙ダグラム」。地球の圧政に対して立ち上がった惑星デロイア。リアルロボットアニメの金字塔。ガンダムさえ打ち切りになったというのに、1年半も放送が続いた珍しいアニメ。独立戦争の不人気というのはどこに行った。まあ、おもちゃが売れたからでしょうが。
で、あれは父親から独立する息子の話でもありました。ちなみに地球=親、デロイア=子供という論理でも描かれています。確か。サマリン博士がそんなことを言っていたような気がします。
ところで、アメリカ独立戦争では、どう見ても親からの独立ではありません。もし英国が親だというなら毒親ですね。子供のバイト代をむしり取る親って感じです。本国が親として植民地を育てるという感覚はなかったのでしょう。むしろ奴隷のように扱っていたのだと思います。ガンダムでもThe ORIGINを見るとそんな感じです。元は同国人のはずですが、本国ではパッとしない連中が新天地を求めて植民したのだという考えがあるのかもしれません。それゆえ下に見るという。そうなると搾取対象です。
水星の魔女は逆で富と権力がある人間が新天地の宇宙へと出ていきます。地球に残ったのは残りカス扱い。ちょっと面白い考えだと思います。閃光のハサウェイを見ていても、地球に残っている人間は全て裕福という感じではないです。なんとなくちぐはぐな感じがしています。