さい銭泥棒

 テレビのニュースを見ていたら、何度もさい銭泥棒にあう神社にカメラを仕掛けて捕物をするのをやっていました。その番組では2人のさい銭泥棒を捕まえていました。48才(確か)の無職と68才のホームレスでした。職が無くて・・・、とか、酒が飲みたいから・・・、とかの理由を言っていました。それを見ていて「衣食足りて礼節を知る」というのは本当だなぁと思ったのでした。

 それにしても、48才の方は100回ぐらいやったとか言っている常習犯でした。また、68才の方は去年5月に同じ番組で捕まった人でした。「またお前らか」とか言っていました。どちらも常習犯で懲りない連中です。最初は恐々だけど慣れると感覚が鈍ってきたようで、貧すれば鈍するとはよく言ったものです。

 警察に連れていかれたけれど、多分数年ムショで暮らして出てきてからは、また同じことをやりそうです。

 ただ、思ったのは、神社の方もさい銭泥棒されやすい状況にさい銭箱を置いているのも問題だと。小さくて簡単に動かせたり、酷いのになると蓋がなく金が置いてあるのが見える状況。これはこれで、犯罪ほう助じゃないかなと思ったりしました。

 餃子無人販売所や野菜の無人販売所から、金を払わずに品物を持ち出すという事がニュース番組でよく出てきます。これらは人の善意を当てにしているのですが、善意がある人もいれば悪意がある人もいるので、善意ばかりを当てにするのも問題だなと思います。

 アラブ人だったら、無人で放置している方が悪いとか言いそうです。