手回し充填機付きラジオ付きライト付き

 前に、災害時の情報伝達でラジオの重要性という講演を受けました。こういう場合の情報伝達として、テレビ、インターネット、防災無線掲示板とかがありますが、それぞれ一長一短があるようです。テレビは広域性がありますが、地域性がありません。インターネットは情報の精度確度が玉石混合で、時にはデマも流れたりします。善意であれ、悪意であれ。防災無線は地域性がありますが、被災者は自分の住んでいる地域だけではなく、他の地域(例えば離れた勤務先とか)の情報も欲しています。掲示板はさらに限られた地域です。

 で、ラジオですが、ラジオ番組では投稿された情報を読み上げるという事で地域性を担保しつつ、広域に発信できるメリットがあります。と、その時の講演者は言っていました。ちなみにこの人はラジオの人です。若干のバイアスがかかっていると思います。まあ、それでも阪神淡路大震災の例などを出されるとそれっぽく感じます。

 そこで思ったのです。昔、防災グッズで手回し充電器付きラジオ付きライト付きの物を買っていたな、と。これ、何が主体かわかりませんが。充電器の部分では携帯電話が充電できます。そう、携帯電話。買ったのはスマホがなかったか珍しかった時代。ラジオはAMとFM。ライトはランタンと懐中電灯の両方。警告灯とかもできます。それを防災ザックに入れっぱなしでしたので、使えるか試してみました。

 まずは充電です。手回しです。ダイナモです。ダンケルクです(違うか)。

 どれぐらい回せばいいのかわからなくなっていますので(マニュアル紛失)、メーカーのHPを見に行きました。もう、持っている物の型番はありません。でも類似のものがありますのでそれで確認。ダイナモなんてそんなに時代が変わっても変わるものではないでしょう。どうやら空の場合10分ぐらい回さないといけないらしい。

 回しました。疲れました。2分で音を上げました。まあ、災害時ならそんなことを言っていられないでしょうが。

 ライトと警告灯は点きましたが、ランタンは点きませんでした。ラジオも不可。充電不足かもしれません。どうやら2~3か月に1度充電したいと、最悪充電できなくなるようです。ライトがついたので充電はできるようです。ちなみに電池でも動きますが、昔の電池とサイズが違うのか、どうも蓋が閉まらず。充電用のケーブルはどっかに行ってしまっていますので、手回しが唯一の充電方法。新しいソーラー付きを買うのもいいかもしれません。そうすると、手回し充電付きソーラー充電付きラジオ付きライト付きの何かになります。