博多のストーカー殺人

 犯人は捕まったようです。それにしても31才の犯人の男、なにも38才の子持ちに惚れなくても、と思うのですが、恋心ばかりは何ともなりませんね。

 こういうストーカー殺人があると、警察は何をしていたんだという論調でマスコミが騒ぎます。でも、ボディガードじゃないんだから、四六時中くっ付いているわけにもいかないでしょう。警察に対して酷だと思います。実際、ニュース番組を見ていたら、警告した後で1ヶ月ほど何もなかったようです。元々、暴力があったりとかしたならば注意したでしょうが、そういった事もなかったようです。

 それに、事件があれば報道もされますが、実際に警告が効果があって事件にならないケースも多々あると思います。警察も頑張っていると思うのです。

 さて、そのニュース番組の司会者が「普通だったら、警察から警告されたら諦める」とか「普通だったら、嫌いだと言われたら諦める」と無思慮なことを言っていました。人間心理がわかっていません。これで司会を張れるのだからマスコミの質も分かるというものです。恋心っていうものは、障害があればあるほど燃え上がるもの。昔から言われていますし、小説なんかの題材にもなっています。ロミジュリとか。

 また、ストーカーに対するメンタルケアが必要ではという意見がありましたが、お医者様でも草津の湯でも、というのは江戸時代から言われていることです。ストーカーを更生させて対象を諦めさせる事ができる精神科医とかいるのでしょうか。そもそも本人が嫌いだと言っているのに治らないのですから、第三者が言っても無理というものでしょう。

 対策としては、もう根本的に被害者が自衛するしかないでしょう。これはどんな犯罪にも言えることです。損するのは被害者なのですが仕方がないです。大損するよりはましと考えるしかないでしょう。今回の場合は、見かけたら逃げるとか、誰かに助けを求めるとか、そもそも一人で行動しないとか。その誰かを警察に求めるのはダメだと思います。