「Qシャーロック」(グループSNE)

 数日涼しい日があったのですが、今日は暑かった。甲子園のスタンドで踊り狂っている人たちは大変だと思います。

 

 推理ゲームの「Qシャーロック」シリーズのうち、「取り憑かれた男」を購入してプレイしてみました。

 これは「呪われた鉱山」、「いつまでも幸せに」、「取り憑かれた男」の3本のゲームが入っています。32枚のカードに断片的な情報が書かれており、それを元に推理するカードゲームです。数人プレイが基本ですがソロでも可能です。ソロの場合は少しルールが異なります。

 今回は「呪われた鉱山」シナリオをプレイしてみました。なので、他のゲームではカード枚数とかが違う場合があるかもしれません。

 数人でプレイする場合は、最初にカードを3枚(6人以上の場合は2枚)配ります。これは手札で、他の人に見せてはいけません。ただし、書かれている内容のうち、「場所」と「キーワード」は口頭で公開できます。ただ、これを紙に書いておくとかはダメなようです。つまり記憶が大事。

 手番になった場合、カードを公開するか、捨て札にするかを決めます。公開したカードは全員が見ることができます。捨て札にした場合は、そのカードの内容は手札にした人しかわかりません(裏返して捨てる)。捨て札の山は見ることができませんので、見た人の記憶が大事です。だったら、全部公開すればいいのでは、とはなりません。答え合わせの時に公開されている無駄情報カードは1枚につき-1点となります。また、最低でも6枚は捨て札の山に無いと、失敗となります。

 さて、事件について全員の合意ができた場合、添付のルールに書かれている質問に回答します。回答するまでは、この質問は見てはいけません。全10問4択で回答し、正解なら各+2点。つまり最大20点です。上記の無駄情報カードは13枚ありますので、最大-13点となり、合計すると7点になります。この点数によってランクが決まります。一番上はシャーロック・ホームズ級、2番目はマイクロフト・ホームズ級、次いでアイリーン・アドラー、ワトソン、最低がレストレードです。

 1回プレイしたら答えがわかってしまいますので、もうプレイできません。しかし、ルールには「友達に遊んでもらえば」良いと書いてあります。脇で見ているのも楽しいと。多分、真相が最初に分かっていて、どう犯人を追い詰めるかといったタイプの刑事もの(コロンボとか)の様なものなのでしょう。

 ソロプレイはルールが少し異なります。今回はこちらです。手札は6枚で、「最終的な捨て札」と「一時的な捨て札」の2つの山に分けて捨て札します。デッキが無くなったら「一時的な捨て札」の山をリシャッフルして再度使います。2回目にデッキが無くなったら終わりです。その時に「最終的な捨て札」の山に6枚以上ないと解決失敗です。一度、全部のカードを見ることができるので有利ではありますが、断片的な情報のうち必要なものと、不必要なものを分けないと無駄情報カードを公開してしまうことになります。1回目である程度真相に近づかないと何を残し何を捨てるか決められません。

 さて、プレイは、最初のカード(32枚のカード以外のカード)をめくって指示を行います。が、「ルールブックの導入を読め」と書いてあるのですが、「ルールブック?」。 下にQRコードが描いてあります。アクセスすると英語でなんかしゃべっていますが分かりません。多分、ルールが書いてある「紙」の裏側だろうなと予測します。「導入」とか書いておいて欲しい。最初の1枚は公開し、残り31枚をシャッフルして6枚めくります。・・・この時点で何が起こっているかわかったら、シャーロック・ホームズ以上だ。

 取り合えず全部のカードを「一時的な捨て札」にし、全部の情報を一通り見ました。2回目で「最終的な捨て札」を決めてそれ以外を公開しました。

 で、10問に答えて点数チェック。正答8問に無駄情報カード1枚。合計15点。マイクロフト・ホームズ級の最低ラインでした。

 推理力以外にも、記憶力が試されます。「観察し、記憶する」とシャーロック・ホームズも言っています。老化防止にはいいかも。このシリーズは4つぐらいあるようですので、結構楽しめそうです。

 ところで、マイクロフトの方が推理力が高いとシャーロックも認めているんですが、いいのか?