ミステリーポータブルと言うシリーズがアークライトにあります。1回プレイすると真相がわかってしまうというタイプのカードゲームです。
我が友人が「推理ゲームがしたい」とか言い出しました。で、どんなゲームがあるかなと思ってこのシリーズに行き当たりました。所謂マーダーミステリーと言うのは何人もプレイする人が必要で、さらにゲームマスターも必要です。無理です。でも、このシリーズは1人でもできます。友人が「これはやりたいゲームと違う」とか言い出しても大丈夫。ソロでできます。
さて、アークライトはこのシリーズの紹介として無料でダウンロードできる「クトゥルフが目覚める前に」というゲームを公開しています。タダで遊べる・・・素晴らしい。保存用の箱も付いています。とはいえ印刷とかはしないといけませんが。まあ、自作ゲームで培ったノウハウで、製品版ぽく作ってみました。
このゲームは5人の登場人物と6種類の情報の計30枚のカードを使います。状況や登場人物の性格などは初期情報としてプレイヤーに与えられます。こんな感じです。
状況)
ミドリ、コンノ、アカオ、シオン、キムラの5人はクトゥルフ神話に関わるものに対抗する探索者たちである。
邪神クトゥルフが眠るという海底都市ルルイエが浮上しつつある。それを防ぐには、ルルイエを浮上させる元凶でもある「ルルイエの円盤」を破壊しなければならない。
ところが、破壊に必要なアーティファクト「星のナイフ」が消えてしまった。探索者の誰かがナイフを隠したのだ。
そして、フォーマットに従った文章を作り、真相通りならプレイヤーの勝ち。それもカードをめくる枚数が少ないほど結果がよくなります。フォーマットはこんな感じ。
「A(人名)」は「B(人名)」を「〇〇」いた。
星のナイフは「△△」に「××」だった。
それを知った「A(人名)」が、星のナイフを隠したのだ。
このAとか○○とかに文章を入れます。
カードはキャラ名と、彼らが持つ情報(信念、悪夢、調査、ナイフ、日記、記録)が書かれています。15枚までに真相にたどり着ければ最もよく、次いで23枚、30枚、不正解と4パターンあります。
どのカードをめくるか。例えば情報収集が得意なキャラなら調査、日記、記録などに有効な情報がありそうです。そんな感じでカードをめくり断片的な情報を組み合わせて真相に近づきます。カードをめくれるのは30分だけ。それ以後はカードをめくれず、与えられた情報から真相を導きます。
とりあえず15枚まではめくっても大丈夫、と全員のナイフをめくり、後はキャラ紹介からキャラの特性を見て選びました。・・・わからん。23枚までは大丈夫。同上・・・。見えてきた。真相はこれだ!じっちゃんの名にかけて!
人名以外は正解でした・・・人名以外は・・・
何と言うか。市川金田一の加藤武が演じる警部みたい。「よぉし!わかったぁ!」と言って間違えるやつ。
このゲームは、感じが「シャーロックホームズ十の怪事件」シリーズのようです。あれも、事件の状況から住所録で情報を聞きに行く先を決めて断片的な情報を得、推理します。
とても面白かった。販売している物も買ってしまいました。