いつから切腹するようになったのか

 ついに東京の新型コロナ新規感染者は4万人を超えました。感染者の表を見ていて、21日ぐらいから増えているのに気が付きました。やっぱ、夏休みに入ったお子様が大挙して検査してんじゃないだろうか。

 

 私が唯一評価しているNHKの番組「100分de名著」は、今月は「太平記」でした。ちょうどゲームを作っているところですので、ジャストタイミングです。まあ、四條畷のあたりはやりませんでしたが・・・。

 今回の指南役は能楽師の方だそうで、前にも平家物語で指南していました。朗読ではノリノリでしたね。この人、最後に話していたのですが、プレステのゲームの監修をやったりとか、結構デジタルに詳しいようです。能楽師と言うとなんかアナログチックなのですが、意外でした。

 さて、この中で話されていたのですが、「太平記」はバンバン人が死にます。特に腹を切ったりすることが多いです。北条高塒や楠木正成などは有名なシーンです。で、「平家物語」の方があまり切腹とか出てきません。壇ノ浦の入水ぐらいですね。

 そもそも切腹と言うのは日本だけの様な気がします。西洋のキリスト教が広まった所は自殺は地獄行きですし、中国だと項羽が刀を振り回して自分の首を落としたりしますが、腹は切っている人は見かけません。

 何かの本で、腹に一物がない(至誠)を見せるとか読んだ気がしますが、はらわたを見ても別に至誠を感じない気がしますが・・・。不思議なものです。

 いったいいつから切腹が流行るようになったのでしょうか。吉川英治の「私本太平記」を読んだ時にちょっと引っかかって覚えていたのは、最初の方で鎌倉幕府に盾突いた公家が切腹しているところです(確か)。切腹は武士だけのものではなかったようです。まあ、小説ですけど。