The U.S. Civil War 1861年シナリオ 東部戦線2

 昨日の続きですが、ストラスバーグを落としたPattersonと3SPは、Beauregardが戻ってきて補給切れになりますね。送るのは石壁Jacksonでもいいのですが、防御力が高いので。MacDowellがワシントンにいる4SPを引き連れて再度マナッサスジャンクションに進撃してこないとも限らない。・・・そういえば、最初からワシントンの4SPと合流して攻撃すればよかったのでは?それなら8SPなので2d6振れて南軍に対するダメージも最大2SPになったし。まあ、いいか。

Pattersonの補給切れ

 さて、そんなわけで、BeauregardがPattersonを補給切れに追い込みます。ただし、補給判定は自軍のアクションフェイズの最後ですので、まだ大丈夫。次の北軍のアクションフェイズの時に、ハーパーズフェリーに向けて脱出攻撃するもよし。Beauregard足止めのためにストラスバーグに籠るもよし。シェナンドー山脈を越えて逃げるもよし。

 いずれにしろ1BPは第3ターン(シナリオ最終ターン)の南軍の増援に関わります。南軍は初期97BPを持っていて、増援は(手持ちBP―10BP)÷10のSPをもらえます。また、1ターンに1BP分の兵器工場が作れますので、第3ターンは100BPとなり、9SPの増援を得られます。が、もしストラスバーグの1BPを失ったままですと、第3ターンの増援は8SP(99BP)になってしまいます。ま、どこかでBPヘクスを奪取できればいいんですが。例えばハーパーズフェリー。

 まあ、そんなわけで、南軍のストラスバーグの奪回は重要であります。

 

(追記)

 南軍増援SPの計算に間違いがあります。境界州の目標ヘクス分と封鎖突破分のBPが入っていません。なので、単純にストラスバーグ奪還すればいいという問題ではありませんでした・・・orz

 

 さて、それとは別に、東部戦線における北軍の別のアクションについて考えました。

 初期状態では、ウエスバージニア州は南軍支配下です。これを北軍支配下にすることはできないだろうか。下図はセットアップ時のウエスバージニアです。

 ところでウエスバージニア州の範囲がよくわかりません。史実でも1861年時点では州として成立していませんでしたし、バージニア州との境界が決まったのも遥か後の事です。なので、多分このあたりだろうなと。

エスバージニア州の(多分)範囲

 さて、州の支配には、州内のBP/目標ヘクスを全て自軍の支配下に置かないといけません。現状では、ホィーリングとグラフトンは北軍支配下チャールストンは南軍支配下です。

 ここで我らがMcClellanの登場です。グラフトンにいるMcClellanの下には2SPいます。これでフィリッピにいる南軍1SPを攻撃します。McClellanの+1DRMがあるので1/2で除去できます。できなかったら、McClellanを罵りましょう。南軍は1/6の確率で北軍の1SPを除去できます。

McClellanの移動

 その後、残りのMPでチャールストンに向けて移動します。ここで、鉄道に戻ってパーカースバーグにいる1SPと合流するのもいいですが、そうするとチャールストン攻撃にもう1アクションフェイズ(第3アクションフェイズで攻撃可能)が必要になります。

 

(追記)

 鉄道線路沿いに移動することを考えていましたが、ヘクス1537から直接パーカースバーグに移動すれば第2アクションフェイズにチャールストンが攻撃できました。

 

McClellanの移動(続き)

 第2アクションフェイズでチャールストンを攻撃できます。2SPなら1/2の確率、1SPなら1/3の確率です。なお、3SPの場合は2/3の確率ですが、1アクションフェイズしか使えません。南軍1SPとの戦いで損害が無ければ、そのままチャールストン攻撃する方が良さそうです。

チャールストン攻撃(第2アクションフェイズ)

 チャールストンを落とせばウエスバージニア州の支配と、1BPヘクス獲得ができます。昨日のストラスバーグ奪取と合わせればそれなりの戦果と言えますが、あくまでアクションサイクル数(アクションポイント数)によりますので、どっちかしか使えないかもしれません。また、西部戦線、トランスミシシッピー戦線での攻勢は取れません。アクションカードがあれば別ですが。

 

 最初は何をやっていいかわからない、とか書きましたが、ちゃんと考えればできることがありました。

 なお、我らがMcClellanは、第1ターンは1-1-4とそれなりの将軍ですが、第2ターンはMcDowell解任に伴って昇進し星3将軍になります。が、能力値は0-2-3と防御力に特化し、かつ移動力3に赤マークがついた「慎重な将軍」になります(移動するのに2アクションポイントが必要)。攻撃には使えません。

 とはいえ、第2ターンは他の将軍も増援で来るし、SPも増援できますので、もっといろんなアクションが採れます。第1ターンさえ超えれば、後は戦略級としての面白さを堪能できそうです。

The U.S. Civil War 1861年シナリオ 東部戦線

 The U.S. Civil Warの1861年シナリオの冒頭、北軍が主導権を握りアクションサイクル数が3以上ある場合の北軍の移動について考えました。肉を切らせて骨を断つ作戦です。

 初期状態は下図です。

1861年シナリオのセットアップ(東部戦線)

 まず最初に、McDowellが4SPとともにマナッサスジャンクションを攻撃します。

McDowellの移動

 特別ルールにより、Jacksonが2d6で5以上出せば鉄道迎撃でマナッサスジャンクションに応援に行けます。ここが肝なので、成功したとします。

Jacksonの鉄道迎撃

 昨日書いたように、このマナッサスの戦い(ブルランの戦い)はでは北軍4SP、南軍6SP。DRM北軍0、南軍+4です。北軍が5以上(1*)、南軍が1(1◇)を出した場合は北軍が勝利しますが、それ以外は引き分けか南軍の勝利で北軍アレキサンドリアに撤退します。

McDowellの敗北(ブルラン戦)

 残り2アクションです。ここからが肝です。ボルチモアにいる2SPを鉄道移送でハーパーズフェリーに動かし、ハーパーズフェリーにいるPatterson+3SPをストラスバーグに動かし塹壕を掘ります。

Pattersonの移動

 かくして、南軍のBPヘクスが1つ減ります。次の南軍のアクションサイクルでは、ストラスバーグ奪還のために軍を動かさないといけないでしょう。が、3SPと+3DRMです。一気に奪還とはいきません。マナッサスにも部隊を残さないといけませんし。

 肝はアクションサイクルが3以上あることと、Jacksonの迎撃が成功することです。確率は低くはないですが、もし万が一、Jacksonが来なかったり、マナッサスで北軍が勝っちゃったりしたら。まあ、頭を掻いてごまかすさ。

 

 まあ、Jacksonが1SP残して迎撃に出る可能性もありますし、ストラスバーグの北軍の補給が切れるかもしれませんし。もう少しルールがきっちり把握出来ていないと、どこかに穴があるかもしれません。

何をやっていいかわかりません

 「The U.S. Civil War」(GMT)のシナリオ1「1861年シナリオ」をプレイしていますが、初手から何をやっていいのやらわかりません。

 東部戦線は、マナッサスとハーパーズフェリーで両軍が対峙しています。が、兵力は同じですが塹壕などで手が出しにくい。

 西部戦線は、中立州のケンタッキーが両軍の間にあって、手が出しにくい。ケンタッキーに侵攻したのと反対の陣営にケンタッキー州はなってしまいます。なので、どちらからも侵入しにくいのです。

 トランスミシシッピー戦線は、兵力が薄い。まあ、一応動かせますが、前進しすぎると逆に後ろに回り込まれそう。

 第1ターンは3アクションサイクルがあり、各アクションサイクルは両軍が振った1D6の差だけアクションができます。平均的には1アクションサイクルで3アクション。なので第1ターンは両軍とも平均的に9アクション可能です。そんなにやることがない・・・。

 第2ターンになると兵力も増え、かつ将軍も来ますので動きやすくなります。特に北軍は「Naval」カードが来れば水上侵攻が可能になりますので、アナポリスに3SPとバーンサイドを置けば沿岸要塞を攻撃できます。そして、沿岸要塞を奪取できれば対岸の港から内陸に侵攻可能です。南軍はこれに対抗しないといけませんが、どこに上陸してくるかわからないので、どうしても後手に回ります。そうすれば少し面白くなってくるのですが・・・。

 それより前の段階が、何をやっていいのかわかりません。

 まあ、ヒストリカルにプレイするなら第1次ブルランの戦いをやって北軍がボコボコにされるのでしょうが。特別ルールで、第1ターンに北軍がマナッサスを攻撃したら、鉄道を使って石壁ジャクソンが2ヘクスの距離を救援にやってきます(ふつうは不可能な移動)。そうすると兵力が北軍4に対して南軍6、将軍の修正値が北軍0に南軍+2、塹壕効果でさらに+2。つまり北軍は4SP欄で1d6の出目のまま。南軍は6SP欄で1d6+4。北軍は1SPヒットの確率が2/3なのに対し、南軍は確実に1SPヒットが可能で、2ヒットの可能性も2/3あります。勝敗は損害の大きさで決まりますので、大体北軍が敗北します。まあ、余り北軍が採りたいアクションではありません。

 

 ま、南北戦争1861年のターンは大体こんなものでしょうから、1862年から始まるGJ南北戦争は正しいと言えます。The U.S. Civil Warも練習シナリオと思った方がいいのかもしれません。

信仰の対価は金銭

 今日、昼のニュース番組を見ていたら、今週末に台風になりそうな熱帯低気圧について、昨日のニュースでは「台風になりません」と言っていた気象予報士の人が、延々と説明していた。端的に言えば、言い訳していた。それがちょっと面白かった。

 気象庁の発表文でも「台風になる」という言葉はなかったようで、それに引きずられた感じでした。それにしても思ったのです。気象庁の発表に基づいた予報しかしないなら、気象予報士って何なんだろうか、と。お天気に詳しいだけの人?自分で予報はしないなら、意味ない資格なのでは?

 昔思った事があります。局所的天気なら漁師さんとかに聞いた方がよほど正確なのではないだろうか。そして、それを集めて全国の天気にすれば確率が上がるのでは、と。

 

 統一教会(私から見れば名前を変えても同じなので『旧』とかつけない)が、今後過度の寄付を信者に求めない、と発表していました。つまり今までやっていたんだな。そもそも、信仰に金銭の対価を求めるのは、もはや宗教ではなく商売だと思います。で、金銭的対価を求めない宗教はないので、この世に宗教はないのではないかと思います。なんか「墓仕舞い」するにも、お寺に数十万円払う必要があるようです。思いの分だけ、とか言いますが、10円とかではお坊さんもムッとするでしょう。

 宗教でも、初期の場合は金銭よりも信者の肉体(例えば修行とか)を求めるものが多いのではないかという気もします。となると、むしろ新興宗教の方が、金銭を求めない分、本当の宗教に近いのでは?

 

 「The U.S. Civil War」(GMT)をプレイ始めました。昔買って、そのままにしていたのですが、そろそろプレイしなくてはと思ったのです。何故そのままにしていたかというと・・・何をやっていいかわからない。戦略級のあるあるでしょうが、特に南北戦争1861年シナリオは、当時の首脳部も何をやればいいかわかっていなかったのでなおさらです。これが第二次大戦の欧州なら最初はポーランド戦、とかわかりやすいんですが。南北戦争だと最初は第一次ブルラン。北軍はもとより南軍も攻撃側になると不利です。そんなわけで、トランスミシシッピーとかでお茶を濁す北軍・・・。先は長い。

今日は涼しすぎるぐらいでした

 台風が通り抜けると、大体暖かい空気が残って暑くなるはずですが、今日はやたらと涼しかった。テレビでその原因を説明していてなるほどなぁと思ったのでした。

 通常、台風は暖かな空気を持っています。また、低気圧は反時計回りの風の向きを持っているので、通過すると北風になりフェーン現象が発生して太平洋側が暑くなるようです。

 今回の台風の場合、減衰して熱帯低気圧になりましたが、その北側に発達した低気圧があって、暖かな空気は北の低気圧に吸い込まれてしまったようです。さらにその発達した低気圧の反時計回りの風と、西にある高気圧の時計回りの風が、北の冷たい空気を日本列島に吹きかけたという事。いわゆる西高東低の冬型とよく言われる形ですが、それが中途半端に発生しちゃったんですね。

 原理が分かれば成程と言えますが、気象予報士の人も予測できなかったようです。自然現象は広い目で見ないといけないという事でしょうか。

 

 それにしても、体調が悪いのが治りかけていたのに、またぶり返した感じです・・・。

ブンドド気質がありません

 「ブンドド」とは、例えば戦闘機のプラモデルなんかを飛んでいるように「ブーン」と動かし、怪獣のフィギュアなんかに「ドドドド」と攻撃する振りをすることから、「ブンドド」という言葉ができたようです。端的に言えば子供がやっているお人形さんごっこ。と言っても、馬鹿にして言っているわけではありません。
 多分、1ユニットが1隻、1機、1台といった単位の戦術級ゲームをプレイする人は、このブンドド気質が大いにあるのではないかと思うのです。
 一方、私はこの気質がまるでありません。例えば、プラモデル(ガンダムとか)を作るのは好きですが、これでブンドドしようとは思いません。せいぜい、それらしくポーズをとって飾っておくだけ。酷いのになると、作ったプラモを箱に積み重ねて入れて、棚の上に仕舞っています。ジオラマを作る人もブンドド気質があると思うのですが、こちらも全然興味ありません。
 このあたり、ASLにおける車両の使い方がよくわからない原因でもあるのではないかと思うのです。1ユニット1台のゲームは、案外買っているのですが。例えばTANKS+、TANK DUEL、Tank Chess・・・。タンクばっかだな。あ、VOTOMS TACTICSは持っている。
 昨日のNightfighter Aceで書きましたが、各マシンに対する知識というよりも、こういった「思い入れ」こそブンドド気質の重要な要素かもしれません。そして、そういう「思い入れ」は、多分、各マシンに関する書籍を読んだりすることで涵養されるものなのでしょう。昔は大和とか零戦とかの本をよく読んでいたはずなのに、どこで道を違えたのか。

 

 いやしかし。よくよく考えると、20年ぐらい前はPCゲームやテレビゲームのフライトシミュレーター系はよくプレイしていました。しかも、プレステやプレステ2、PC用のジョイスティックをそれぞれ購入しています。アレは、基本フライトシミュレータ系しか使えません。確かにプラモやフィギュアといった造形が物理的なものでのブンドドと異なりますが、これらもブンドド気質があると言えないでしょうか。それに、Age of Dogfightを楽しみにしていたりします。もしかして、私はブンドド気質が最初から無いのではなく、埋火のように心の奥底で眠っていて、ブンドド気質に刺さるゲームを待っているのかもしれません。そもそも、ブンドド気質がない人がミリタリーミニチュアシリーズなんかを作るはずもないですね(中学時代ですが)。

 

 ちょっとだけ安心しましたが、結局は刺さるゲームに出会わないと、このまま埋もれたままなのかもしれません。やっぱどっちかと言えば飛行機かなぁ。Nightfighter AceやInterceptor Aceのシステムで月光、雷電紫電改のゲームとかがあれば刺さりそうですが、洋物は日本が主役のゲームを作りませんからね。
 まあ、残り短い人生ですが、気長に探しますか。

本日の話題

 今日のニュースは、台風14号エリザベス女王国葬ばかりですね。

 台風14号は、昨日の夕方に鹿児島付近にいた時は930hPaという、鬼のような状態でしたが、今朝、福岡にいる時は975hPaに落ちていました。さすがに夜間で陸上では減衰したのでしょう。とはいえ975hPaでも脅威です。その後、東向きに折れ曲がって明日の午前9時には東北にいるようです。雨もそうですが暴風による被害が結構出ているようです。河川氾濫や土砂災害についてはあまり聞きません。

 一方、台湾では2日連続で震度6強地震があったとか。地震や台風といった自然災害や原子力発電所の事故は国や地域に関係ないので、あまり他人事のように報道しない方がいい気がします。

 

 で、今日は何をやっていたかというと、関東でも朝から日が出ていたと思ったら急に暗くなって強い雨が降るなど天候不安定なので家にいます。「Storm Above the Reich」を買ったので和訳しようと思ったのですが、整形の段階で英文PDFから図表を取り入れようとしたら、背景とくっ付いていてうまく整形できず断念。元々Stormの方はVASSALモジュールがないので今一プレイ意欲がわいていません。なので、やりっぱなしだった「Nightfiter Ace」をプレイ再開。VASSALのセーブデータを開いたら、何故か前方銃の所にKIAマーカーがあるという謎の状態でした。・・・何と間違えた?

 

(追記)

 久しぶりにNightfighter Aceをやって気が付きました。なんで途中でやめていたかと言えば、あまり考える事がなく、作業っぽくて飽きちゃったんだな。多分、やっていることに思い入れができれば続けられると思うんだけど。そう考えると、Interceptor Ace IIの末期戦は戦場マンガシリーズのノリで続けられそう。