ブンドド気質がありません

 「ブンドド」とは、例えば戦闘機のプラモデルなんかを飛んでいるように「ブーン」と動かし、怪獣のフィギュアなんかに「ドドドド」と攻撃する振りをすることから、「ブンドド」という言葉ができたようです。端的に言えば子供がやっているお人形さんごっこ。と言っても、馬鹿にして言っているわけではありません。
 多分、1ユニットが1隻、1機、1台といった単位の戦術級ゲームをプレイする人は、このブンドド気質が大いにあるのではないかと思うのです。
 一方、私はこの気質がまるでありません。例えば、プラモデル(ガンダムとか)を作るのは好きですが、これでブンドドしようとは思いません。せいぜい、それらしくポーズをとって飾っておくだけ。酷いのになると、作ったプラモを箱に積み重ねて入れて、棚の上に仕舞っています。ジオラマを作る人もブンドド気質があると思うのですが、こちらも全然興味ありません。
 このあたり、ASLにおける車両の使い方がよくわからない原因でもあるのではないかと思うのです。1ユニット1台のゲームは、案外買っているのですが。例えばTANKS+、TANK DUEL、Tank Chess・・・。タンクばっかだな。あ、VOTOMS TACTICSは持っている。
 昨日のNightfighter Aceで書きましたが、各マシンに対する知識というよりも、こういった「思い入れ」こそブンドド気質の重要な要素かもしれません。そして、そういう「思い入れ」は、多分、各マシンに関する書籍を読んだりすることで涵養されるものなのでしょう。昔は大和とか零戦とかの本をよく読んでいたはずなのに、どこで道を違えたのか。

 

 いやしかし。よくよく考えると、20年ぐらい前はPCゲームやテレビゲームのフライトシミュレーター系はよくプレイしていました。しかも、プレステやプレステ2、PC用のジョイスティックをそれぞれ購入しています。アレは、基本フライトシミュレータ系しか使えません。確かにプラモやフィギュアといった造形が物理的なものでのブンドドと異なりますが、これらもブンドド気質があると言えないでしょうか。それに、Age of Dogfightを楽しみにしていたりします。もしかして、私はブンドド気質が最初から無いのではなく、埋火のように心の奥底で眠っていて、ブンドド気質に刺さるゲームを待っているのかもしれません。そもそも、ブンドド気質がない人がミリタリーミニチュアシリーズなんかを作るはずもないですね(中学時代ですが)。

 

 ちょっとだけ安心しましたが、結局は刺さるゲームに出会わないと、このまま埋もれたままなのかもしれません。やっぱどっちかと言えば飛行機かなぁ。Nightfighter AceやInterceptor Aceのシステムで月光、雷電紫電改のゲームとかがあれば刺さりそうですが、洋物は日本が主役のゲームを作りませんからね。
 まあ、残り短い人生ですが、気長に探しますか。