東洋人は肖像画を残さない

 会社から余ったカレンダーをもらってきました。飾っているプラモデルに陽があたるので、カバーしたかったのです。なので、大きい奴をもらってきました。松竹の女優のカレンダーでした。大きさはばっちり。で、1月は松坂慶子でした。はっきり言って芸能界には関心がありません。どうせなら、歴史上の女性の肖像画とかならいいのにと思ったのでした。1月は、そうだな、ジャンヌダルクとか。トリの12月はエリザベス1世?あと、世界三大美人のクレオパトラ、西施、楊貴妃も捨てがたい。日本ではだれがイイかな。と、思っていてふと気が付きました。世界三大美人の肖像画ってないじゃん。そういえばジャンヌダルクもないな。

 考えてみると、東洋では、権力者とかが自分の絵を残すという思想がない気がします。日本でも、大体が「伝」が付くものばかりですね。そう考えると、確実に肖像画と言えるのは家康の「シカミ図」ぐらじゃないでしょうか。あれは家康が三方ヶ原の戦いの戒めに書かせたという話ですので、間違いなく肖像画です。想像画ではありません。

 歴史上の男性も肖像画は少なそうだし、女性はもっとそう。カレンダーにしにくいな。