「ティアムーン帝国物語」(餅月望/杜乃ミズ/Gilse)

 接種後二日目。夜中に頭痛で起きて、そのまま。朝方は熱はありませんでしたが、昼前には上がってきました。気温か!夜の今でもまだ頭痛はあります。バファリンは飲んでいますが、1日2回なので、夜中に起きた時に飲んだのと昼飯後に飲んだので、夕飯時には飲みませんでした。接種の3回目よりマシだけど、4回目より酷いな。慣れるという事は無いのでしょうか。

 

 少し前にマンガの「ティアムーン帝国物語」を買って、面白すぎて一気読みしてしまいました。今期はアニメ化されているようですし、舞台にもなった事があるとか。昔、試し読みでちょっと読んだんですがスルーしていたんですよね。

 冒頭でティアムーン帝国で革命が発生し、わがまま皇女(20)がギロチンにかけれれます。首が落ちたと思った時に、8年前の自分に転生していたというもので、この後、革命が起きないように庶民に慈愛を注ぐ、とかなら王道なのですが、そんな甘いものでは一気読みしません。とにかくギロチンの運命から逃れるために行動するのですが、性格がわがままなのは変わっていないのです。ところが、周囲がいい方向に忖度して、さすが皇女!とか勘違いするものですので、ついには「聖女」とか「帝国の叡智」などと呼ばれる始末。本人はまるで分かっていないという、すれ違いの面白さです。同じようなすれ違いの面白さと言えば「幼女戦記」も上げられますね。こういったすれ違いは、マンガの中では登場人物のモノローグの対比を読み手が読めるので面白いというものです。ただ、このマンガはそれだけではなく、作者がツッコミを入れるのです。読者はそういったツッコミにウンウンそうだね、と共感するので、さらに面白くなるという。なかなかいい表現方法です。

 ギロチンのゆるキャラ「ギロちん」というのもぬいぐるみで出ているようで、ちょっと欲しいかもと思ってしまいました。ギロチンに手足が付いているだけなんですが。