末期戦が好まれるのか

 「Interceptor Ace 2」のデザイナーノートを読んでいて気が付きました。このゲームのデザイナーはグレゴリー・スミス(「Interceptor Ace」のデザイナー)ではないんだな。「Interceptor Ace」のデザイナーノートで「つまらない」と書いていたり、「American Tank Ace」を作っていたりしたので、「Interceptor Ace 2」が早々に出ていたのに驚いたのですが、やっぱり。

 とはいえ、BGGの評価を見ると「Interceptor Ace」は8.2、2の方は9.8。ちなみに「Interceptor Ace」の前に出した「Nightfighter Ace」も8.2。まあ、新しいというのもあるかもしれませんが、プレイヤーは「Interceptor Ace 2」を高く評価しているようです。これは、第三帝国の最後までプレイしたいという欲求か、末期戦が好きなのか、ジェット機に乗りたいのか。グレゴリー・スミスにはぜひ松本零士の戦場マンガシリーズを読んで欲しいと思いました。戦場マンガシリーズには、ドイツ末期の話が結構ありますので。

 が、実際に戦場に行ったデザイナーと、行っていないプレイヤーの違いなのかもしれません。つまりは戦場にロマンを感じるという。衛宮切嗣が言う通り、実際の戦場はそんなものではないでしょう。なので、グレゴリー・スミスにとって、末期というのは気が乗らなかったのかもしれません。