「WEAPONS & WARRIORS」(柴田真秋)

 剣と魔法の中世ファンタジー世界。とはいえ、本編に魔法は出てきません。地域は同じですが、特定の主人公がいるわけではありません。モンスターは定番のファンタジー物が出てきます。

 このマンガでは、ある武器とそれを使う人がショートストーリーで語られます。現在まで2巻が出ており、ストーリーは3つ+4つ目の前半。大体、前編と後編で語られますが、1つだけ前・中・後編の3編に分かれたものがあります。それが2つ目のストーリーである「鉄斧とヒゲと乙女」です。この話は未来がある若者の話で、とても好きです。応援したくなります。逆に未来のない話である「短剣はかく語りき」は、もう未来がほとんどない私としてはシンパシーを感じます。

 タイトルを見ればわかる通り、それぞれ鉄斧と短剣を使う人が主人公となる話です。このマンガでは魔法が出てきませんので、戦闘はガチバトルです。チャンバラです。それも、若いお姉ちゃんがバッソ(バスターソード)を振り回すような非現実的なものではありません。この戦闘シーンも見所です。対するモンスターは・・・話のタネなのでここでは書かないことにします。各話の最後に「武器屋の独り言」とモンスターの紹介があります。

 第1話「嘆きの長剣」前編、後編

 第2話「鉄斧とヒゲと乙女」前編

 以上が第1巻です。

 第2話「鉄斧とヒゲと乙女」中編、後編

 第3話「短剣はかく語りき」前編、後編

 第4話「広刃に熱は宿りて」前編

 以上が第2巻です。続きが楽しみです。