だぁれもいないと思っていても、どこかでどこかで

 阿武町の事件、犯人と町の職員の会話というのが公開されいました。思ったのは副町長が犯人が働いている職場に行って銀行に連れ出そうとしたことは、余りにも非常識、失礼だなと。アポ取って犯人の自由時間に行くべきでは?とはいえ、それに「火が付いた」とか犯人は言っていますが、その時はもう金を使っていたので、理由になりません。ただの「言い訳」です。お子ちゃまだな。

 

 池袋の交通事故事件の被害者の方にSNSで誹謗中傷した男の話を前に書きましたが、またニュースに出ていました。「誰も見ないだろう」と思って誹謗中傷を書き込んでいたようですが、名前や住所が晒されて、脅迫や自宅前でのバイクの騒音などの被害が自分にも帰ってきたようです。自業自得ですが、それにまいったのか「おとなしくtwitterします。誰も見ていないでしょうけど」と言っていました。その考えが間違い!必ず誰かが見ているのです。自分の最悪の敵が見るかもと思って行動しなくてはいけません。

 鈴木大佐が「ゲーム的人生論」の中で、日本人の無宗教について述べたところがあります。西洋人(に限らず宗教)は自分の行動に対し「神が見ている」という縛りで道徳的行動を取るように促しています。しかし日本人は無宗教の人がほとんどです。が、倫理観については「武士道精神」によって、宗教と同じことをしていた。しかし、戦後の教育では「武士道精神」を教えなくなった。そう大佐は嘆いていました。

 無理に「神が見ている」と考えなくてもいいと思いますが「誰かが見ている」と考えて自分の行動が適切か考えるようにする教育が必要だと思います。