奇妙な行為

 今日は採血をしました。なので、朝からご飯を食べていませんでした。医者の待合室で腹を空かせてぼっとしながら、なんかラマダーンみたいだなぁと思ったのでした。待合室のテレビでは旅番組をやっていて、美味しそうなご飯が・・・飯テロです。

 で、ふと、ラマダーンというのも奇妙な儀式だなと思ったのでした。太陽が出ているときは断食して、夜になってから食べるという。そう思ったら、そもそも宗教儀式や祭りって奇妙なものが多いなと思ったのでした。トマトをぶつけ合ったり、日本でも、死人が出ているのに大きな山車を暴走させたり、丸太を斜面から落としてついでに人間も転がって落ちたり。傍から見れば奇妙としか思えません。

 で、さらに思ったのでした。そもそも、他人が見て奇妙な行為というのは、生物としての人類に必要なものではないのではないでしょうか。普遍的なものは必要なものだと思います。空気を吸う、食べ物を食べるとか。誰もこれを奇妙とは思いません。しかし、誰かが奇妙だと思う行為は、普遍的とは言えません。

 で、そうだとすると、奇妙な行為を他人に押し付けたり、それをしないからと攻撃したりするのは、アホらしいなと思ったのでした。大体の宗教って、そんな感じです。自分だけ信じていればいいのに、人に押し付けようとするから戦争になるのです。

 そんなことを、全人類が奇妙な行為とは思わないであろう食事を抜いていた頭で考えていたのです。テレビでは相変わらず飯テロをしていました。