そこにあるのに気が付かない

 私は物忘れが多いです。例えば病院に行く際に調剤してもらうために「おくすり手帳」を持っていますが、持っていくのを忘れたりします。なので、気が付いた時に玄関何かに置いておくのですが、見慣れてしまって認識できずにやっぱり忘れます。おくすり手帳はあまり大きくないのですが、大きいものですと45Lのごみ袋とか見えているのに出社する時に持って出るのを忘れたりします。どうも、「見慣れてしまった」モノが「認識できない」ということがあるようです。
 それで思い出したのは、いしいひさいちの忍者マンガです。いろいろあるのでどの本だったか忘れましたが、大切な密書も堂々と飾っていれば意外に気が付かないものだと、武士たちが笑いながら話している横に、堂々と笑っている忍者がいるというオチでした。
 まさに、こんな感じです・・・。もっと観察力をつけないと、「君は見てはいるが観ていないんだ」とホームズに怒られそうです。もしかしたら、いつもそばにある大切なものに気が付かないということがあるのかもしれません。