力あるモノの逸脱を止めるのは難しい

 東京の新規感染者は8000人強で、だいぶ減りました。とはいえ少し前までは5000人でも大騒ぎしていたのですから、まだまだ気が抜けません。

 

 ロシアのウクライナ侵略は、まだ続いています。大国がこのような逸脱をした場合、国際社会はあまり有効な手を打てません。経済制裁ぐらいでしょうが、短期的に効果がない事ですので、即時撤退などは不可能です。これはまあアメリカにも言えますが。中国も危険ですね。

 ロシアに限らず、力あるモノ、例えばどこかの事務局長とか会長とか学長とかが逸脱しても、それを止めることができません。可能なのはより力があるモノ、例えば国家権力(警察)の介入が必要です。国際社会では、警察にあたるモノが機能していません。

 ニュースで司会者に「どうすればロシアの侵略を止められるのか」と聞かれた専門家の意見として「現状ロシアが勝っているので、勝っている戦争を止めることはできない。まず、ウクライナが勝ち、合わせて経済制裁などでロシアの体力を減らす必要がある」と言っていましたが、どちらも国際社会が主体的にできることではないですね。ウクライナ軍に武器や情報を供与できても、勝つかどうかはウクライナ軍次第です。また、経済制裁でどの程度体力が減るのかはロシアの状況次第です。結局、国際社会は無力なのです。民主主義とはベターではあるかもしれませんが、果たしてベストなのでしょうか。新しいシステムを考える必要がある気がします。