ルーデンドルフ攻勢

 『第一次世界大戦の終焉 ルーデンドルフ攻勢の栄光と破綻 1918年春』(アンリ・イスラン)を読んでいると書きました。まだ、ブルッヒャー作戦(第三次攻勢)が始まったところですが、なんか作戦名をあまり本の中で使っていないんですよね。第一次がピカルディ、第二次がフランドル、第三次がシュマン・デ・ダムなど、地名で書かれています。

 第一次と第三次は結構な突破をした戦いなので面白そうです。その中で、連合軍の将帥たちの我儘ぶりが、第二次大戦の時の連合軍将帥(パットンとかモントゴメリーとか)の我儘ぶりに重なります(『将軍たちの戦い』とかいう名前の本でしたか)。太平洋でもアメリカ軍の将帥の我儘ぶりが目につきますが、西洋人は我儘でないとえらくなれないのでしょうか。調整役の人が大変そうです(アイゼンハワーとか)。

 やはりゲームとしては『1918/1919:Storm in the West』でしょうか。まだルールを読んでいませんが、感じとして『1914:Glory's End』と近い感じです。ただし、タイムスケールは半月/ターンで、後者の3日/ターンよりもだいぶ長くなっています。展開から見て妥当でしょう。

 ついでに、『Great War Commander』でも結構な数の1918年シナリオがあります。このゲームはモジュールごとにシナリオが年順になっていて、戦術の変遷が分かるようになっています。ちなみにモジュール『BEF』では最後のシナリオ(通し番号32番)は1918年11月1日「LAST CHARGE OF THE STURM-PANZER-KRAFTWAGEN」です。もうすぐ戦争が終わるのに・・・。