マルヌが終わった

 少し前に読んでいると書きましたアンリ・イスランの『マルヌの会戦』ですが、ほぼ読み終わりました。マルヌと海への競争が終わって、第一次イープル戦の直前までです。その後はまとめの部分ですね。

 少しずつ読んでいたので時間がかかりました。まあ、その間にもう一冊の方(ルーデンドルフ攻勢)も読み始めていまして。どんだけ落ち着きがないのやら。

 著者がフランス人なのでドイツとイギリスは少し辛めかもしれませんが、大体が公平に見ていると思います。50年以上前の本(1964年第一次大戦50周年記念)としては良いのでは。

 読んで、マルヌの会戦はどちらも勝利する可能性があったんだなあと思いました。勝敗を分けた大きな要因は、ドイツ軍はモルトケが各軍の統制ができず、軍司令官がバラバラに戦っていたことに対し、連合軍はジョッフルがイギリス軍を含めて統制を取っていたことにあるようです。で、ゲーム化するとしたらと考えてしまいました。

 多分チットシステムがよい気がします。ドイツ軍は各軍のチットを、連合軍はフランス軍のどれでも動かせるチット(軍の数だけ)とイギリス軍のチットを使います。これなら、ドイツ軍の各軍のバラバラさと、フランスとイギリスの間の温度差を再現できそうな気がします。

 そんなことを考えて通勤しました。コロナも収まってきたので、在宅勤務が減ってきています。