手に入れるのに苦労するほど愛着がわく

 ずいぶん前から、私はいったいどんなウォーゲームをプレイしたいのだろうか、と自問するようになりました。どうも、どんなゲームをやっていてもしっくりこない。何度もプレイしてみたいと思えない。困ったものです。スランプみたいなものでしょうか?それとも、いろんなゲームがあるので、昔のように買ったものを何度もプレイしなくてはならないような状況ではなくなったからでしょうか(贅沢病ともいう)。

 昨日、VASSALで久しぶりにBlood & Rosesをやってみようかと思って、プレイしているシナリオの順番から「タウトンの戦い」を選びました。この戦いは、イギリス本土で行われた戦いの中で最も血なまぐさいと呼ばれるものです。日本の関ケ原のような天下分け目の戦いでした。

 「タウトンの戦い」シナリオはプレイ時間(3時間半)もユニット数(200)も多く、Blood & Rosesの中でも重いものです。ですが、VASSALなので、セットアップは不要です。で、ルールを忘れているので、読み直しました。ちょっとめんどくさい・・・。そう思ってしまって、結局プレイせずにウィンドウを閉じてしまいました。

 そこで思ったのです。VASSALの良い点の一つに、セットアップが不要であるというものがあります。固定セットアップなら、たいてい既にセットアップ状態で始められます。200個のユニットを分類して、そしてセットアップする手間がありません。ですので、プレイしないでやめても大した手間ではありません。

 つまりタイトル通りです。セットアップに苦労すれば、その苦労に見合うようにプレイするはずでした。でもVASSALでセットアップの苦労がないので、簡単にやめてしまえたのです。VASSAL、便利と思っていましたが、意外な落とし穴がありました。

 

(追記)

 ドイッチュラント・ウンターゲルトも同じ轍にはまりました。

 前の方でASLSKをずっとやっていましたが、ASLはシナリオがたくさんある上に、全てマップのセットからユニットの配置まで自分でやらないといけないので、VASSALでも続いたのです。これもまた、タイトル通りでした。早くASLSK#3が欲しいです。