ASL SK#1 シナリオ2のプレイ

 シナリオ2はスターリングラードの市外戦です。北(マップ上)からドイツ軍が攻めます。勝利条件は3つの建物の支配です。ソ連軍は不確定増援があります。現在のターン数未満のdrでマップ南端(マップ下)から登場します。

 GJの「ASLの戦場」で今日も6ゾロ(K6)師匠が3パターンのソ連軍初期配置を示しています。3つの勝利条件建物を中心にA~Cの3ブロックに分け、それぞれの配置割合が2-5-4(K6師匠が最も推す配置)、前進防御(肉の盾)、配置割合3-4-3です。

シナリオ2のマップ

 以下にそれぞれの配置を示します。ドイツ軍の配置は確定したものではありませんが、編成はどの配置でも同じです。

2-5-3配置(推し配)

前進防御配置(肉の盾)

3-4-3配置

 さて、取り合えずK6師匠の推し配でプレイしてみました。ドイツ軍は最初にH6の9-2指揮官以下の部隊でF7の426ソ連軍を混乱させ、C7、D7、F5の部隊をAブロックのソ連軍の排除に向かわせます。一方、東側(マップ右)ではO4、P4に前進して頭から押していきます。

 第2ターンのソ連軍PFPhの状態です。F7、F8の426分隊は第1ターンに排除され(F8はDCで吹っ飛んだ)、J5の447も第2ターンのドイツ軍CCPhで除去されました。H6の16FP+9-2指揮官のPFPhは強かった。ソ連軍はかなりまずい状況です。

第2ターン ソ連軍PFPh開始時

 そして、第3ターンのソ連軍PFPh開始時です。ちなみに増援は来ませんでした。なので、ソ連軍の敗北ですね。

第3ターン ソ連軍PFPh開始時

 うーん。何が問題だったんでしょうか。Aブロックにいた2個426はもともと犠牲部隊なので潰されるのは仕方がないのですが、第1ターンで壊滅しているのはかなり問題です。DCを持った8-0指揮官はE8に入った時とDCを設置する時に2回F8の426分隊に射撃を受けますが、これが耐えたのが大きいかも。DCはTEM無視で30FPですから。また、J5の分隊が混乱・除去されたことにより、Bブロックも北と南から挟撃されています。ソ連軍MPhに射撃されない所に引っ込んでAPhに戻るという「こそこそ移動」戦術が使えなかったのも大きい。

 基本的にソ連軍はMCに弱いです。特にCレベルの分隊は士気値6ですからNMCでも混乱しやすい。ドイツ軍はかなり強気で攻めることができます。ソ連軍はどうすればいいのか。まだ2つの配置案がありますので、それらを試した上で考えてみたいと思います。

やっぱり勝てない南軍

 昨日書く予定でしたが、エリザベス女王崩御のニュースを優先してしまいました。

 

 兵力が少ない南軍で勝つには、どうすればいいのだろうか。

 「Here Come the Rebels!」のシナリオ3「マクレランの勝機」のプレイを続けています。このゲームの戦闘は、攻撃側と防御側の両方が1d6振って、それぞれにDRMを適用し、差を出してCRTを参照します。CRTは攻撃側と防御側で別の欄になっていますので、双方に何らかの結果が適用されます。なので、戦力差があっても出目次第では相手にダメージを与えることができます。このためには、DRMを大きくするのがよい!

 DRMは戦闘力比、砲兵値、戦術値、地形などなどがあります。戦闘力比は南軍が不利です。砲兵値はどっちかというとあまり影響ないです。むしろマイナスになることが多い。戦術値は南軍が有利ですがせいぜい+1DRMです。地形は、シャープスバーグ付近は川越え以外あまり影響ないです。その他のDRMで最も大きいのは側面攻撃です。いわゆる包囲です。最大+4DRMが付きます。

 とはいえ、戦闘の状況を考えると、南軍はシャープスバーグ付近に集結し、北軍はそれを囲むように配置しますので、ほとんど包囲攻撃を行える機会はありません。正面から押し合い圧し合いですね。

 そこで考えたのが騎兵の活用です。このゲーム、騎兵は戦力が小さいので攻撃に向きません。どちらかと言えばスクリーンを形成し、敵が引っ掛かったら騎兵退却を行って敵の移動力を削ぐという使い方です。もっとも、もっといい使い方があるのかもしれませんが。ですが、移動力は歩兵が1d6の出目(+α)なのに対し、騎兵は2d6(+α)なので、これをうまく使えないかと。

 南軍の騎兵とヘイガースタウンにいる南軍歩兵をシャープスバーグの南軍に合流させるのではなく、北方で待機させておきます。北軍がシャープスバーグ周辺に来た時に後ろに取り付き(攻撃はしない)側面攻撃に当てます。攻撃に参加させなくても、その存在だけで側面攻撃の要件を満たします。

 で、そういった態勢になったのが以下の図です。第2ターン開始時です。北軍も北の南軍騎兵を警戒して騎兵のスクリーンを付けています。

南軍騎兵による側面攻撃の狙い

 そして、問題だったのは、元々ダンカー教会にいた北軍騎兵。南軍に追い払われてシェファーズタウンの後ろに下がっていました。これが南軍のスキを突いてシャープスバーグに突入。普通なら南軍に袋叩きにされますが、次の主導権を北軍が得たため、逆に南軍を側面攻撃できるようになりました。北軍はロングストリートに攻撃します。これはマクレランがいるので総突撃になりました。

ロングストリートへの総突撃

 そして、ロングストリートは敗北し敗走します。

ロングストリートの敗走とマクレランの戦闘後前進

 戦闘後前進したマクレランは、さらにリーを攻撃します。これも総攻撃となってリーは敗走します。

リーの敗走

 もう、南軍に勝ち目はありません。ちなみにロングストリートとの戦いではCRTの+6の欄、リーは+10の欄と鬼の様なダイス差(DRM付き)でした。

 

 やっぱ勝てない・・・。

 でも気が付いたのは、南軍は守る位置が悪かったかな、と。南軍は3ヘクスに分かれていますが、北軍は2ヘクスです。戦力が少ない南軍は、あまり分割しない方がいい。なら今回北軍がいた位置の方がいいかも。さらに今回はマクローズが遊兵化していましたね。

エリザベス女王がお亡くなりになった

 なんとなく、第二次世界大戦を知っている世代がいなくなったなぁという感じがします。エリザベス女王と言えば日本のアニメに出た数少ない国家元首ですね。しかも存命中に。確かダンバイン

 それにしても、安倍の国葬に追い風になるかもしれません。

マスク生活も嫌になります

 気温の高い日や低い日があったり、日中は暑くても明け方寒かったりしています。こういう気候の時は、たいてい体調を崩します。端的に言って風邪をひいているような感じ。でも熱があるわけでも咳が出るわけでも味覚障害があるわけでもないので、コロナじゃなさそうです。

 今、鼻が詰まっていますが、日中は鼻水が出たりします。マスクしていると鼻をかむのが面倒です。会社で周囲に人がいなくても、やっぱりマスクしていないとね。そんなわけで会社に行くより在宅の方がいい感じです。マスクしなくてもよくなれば会社にも行くのですが・・・。在宅は通勤時間の分、家で作業(ゲームとか)できるのですが、本を読む時間が無くて太平記が進んでいません。まだ、直義が南朝に降伏したところです。

ASLSK#1のシナリオ1の米軍の勝ち筋

 ずっとアメリカ軍で勝利ができていませんでしたが、何回かプレイして、少しアメリカ軍の勝ち筋が見えてきました。

 元々マップ上にいるアメリカ軍は東(マップ下方向)の勝利条件建物2つを押さえます。前に書いたとおり、第1ターンに西(マップ上方向)からくるドイツ軍1個小隊は西の勝利条件建物2つを占拠しにかかるでしょうが、それは放っておきます。それらに当たるのは第1ターンと第3ターンのアメリカ軍の援軍2個小隊です。いままで、これらの援軍は全てR7やP6、Q6の建物に籠るドイツ軍(第1ターンの増援)の排除に使っていました。しかし、それでは排除がうまくいったとしても、西の勝利条件建物に籠るドイツ軍に対して射撃で混乱状態にできるかどうかの勝負にしかなりませんでした。もちろん、排除できなければそれで終わりです。

 今回は、このドイツ軍は放っておくことにしたのです。

戦いの流れ

 東側の勝利条件建物を含む3つの建物(M6、N5、N6)にアメリカ軍が籠ると、ドイツ軍はどうにも落としにくいです。ドイツ軍が勝利するには、勝利条件建物に進入しないといけません。アメリカ軍を排除するためには白兵戦を仕掛ける必要がありますが、1個分隊の火力がアメリカ軍7に対しドイツ軍5なので最低でも2個分隊を投入せざるを得ないからです。石造建物なので射撃で混乱させるのも厳しい。

 そして、西の勝利条件建物については、西から回ってきたアメリカ軍が2個小隊なのに対し、ドイツ軍は1個小隊しかいませんので、白兵戦で除去されやすいです。

 試した結果が下図です。最終の第5ターンのドイツ軍PFPh開始時です。

第5ターン ドイツ軍PFPh開始時

 ドイツ軍がなんとか東の建物に取り付こうとしましたが、2個分隊K6の9-1とO10の8-1の下にいる分隊)が混乱状態で敗走。回復フェイズでも混乱状態のままになっています。N6の建物が落とせるかどうかですが、多分APhで突撃するためにO6の建物に入ってもDFPhに2倍火力で撃破される気がします。それでなくても最大5個分隊の戦力を集めて24FP(9-1指揮官を含む)なので、白兵戦でも3:1です。そして、白兵戦に勝っても、第5ターンのアメリカ軍フェイズでM6とN5のアメリカ軍の合計17FP×2倍の射撃に加え、L3のアメリカ軍もやってきて混乱状態に持ち込まれる可能性があります。

 

 まあ、勝ち筋と言っても、第3ターンにはアメリカ軍が相当不利な状況になっていたので(第2ターンの増援が壊滅)、必勝法ではないですが。それでもHere Come the Rebels!のシナリオ3の南軍に比べれば遥かにマシでしょう。あっちは勝ち筋が全然見えません。

 これでようやくシナリオ1から離れられそうです。次はシナリオ2でしょうか。支援火器が登場しますが、今一つDCの使い方がよくわかっていません。ただ残存火力のお勉強にはもってこいかもしれません。これもうまく使いこなせていないルールです。

 

(追記)

 今気が付きましたが、L3のアメリカ軍はスタックオーバーでした・・・orz

南軍の勝機が見えません

 安倍の国葬に16億円かかるとか。当初2億ちょっとだったけど増えました。こういうものは大体増えるものです。で、警備費8億円に対し、元警視庁の警備部の方が試算したら40億円を超えるらしいです。多分、16億円どころか100億円ぐらいかかるのでは。私は国葬に反対です。こういうものは多くの国民が親しみを持つ人に対してならいいのですが、安倍は森友や桜を見る会など疑惑だらけです。ついでに統一教会との関連も。そもそも総理経験者などの政治業者なんてロクな人間がいませんので、国民の税金を使うのは無駄です。ただでさえ、無駄に多い報酬を受け取っているのですから。

 

 さて、相変わらずシャープの街の戦いについて考えていますが、南軍に勝てる要素が見つかりません。大体が歩兵の兵力値で北軍140に対し南軍77の1.8倍差があります。ちなみにセットアップ時は混乱状態の部隊もいますので113対61です。

 以前に示した戦況から第2ターンに南軍が攻勢を取ってシャープスバーグに隣接する北軍を追い出しました。が、その後、北軍が集結してきました。

第3ターン開始時

 しかし、この後、北軍の攻勢によりロングストリートが叩きだされました。

ロングストリートの敗走

 マクレランの下に23戦闘値の部隊がいますので、これを叩き出せる戦力が南軍にはありません。

 北軍が全軍でかかってくると、南軍はなす術がないです。どうも南軍の勝ち筋が見えません。

 

 そういえばB&Gのアンティータムシナリオでも、マクレランが積極的だったオプションがありました。それでプレイしてみました。結果は第4ターンの時点で下記の通り。

B&Gアンティータム 第4ターン

 最初はよかったのですが、アンティータム川を越えられると、じりじりと押されます。シャープスバーグは南軍が抑えていますが、右翼側から回り込まれるのは時間の問題。全力でかかられると南軍には勝ち目がなさそうです。

 

 よくリーは戦う決意をしたな、というのが正直な感想です。

自作ゲーム「桶狭間の戦い」の公開

 毎度おなじみのシステムで、今度は桶狭間の戦いをゲーム化しました。以下のURLからダウンロードできます。

 

https://drive.google.com/file/d/1lsqEQ1tqLsbPu0xmCQ6dc5BJj9ks3x_A/view?usp=sharing

 

 今まで発売された桶狭間の戦いのゲームは、大体が大高城や鳴海城を中心として北は清州城、東は沓掛城まで入るような作戦級のゲームばかりでした。しかし、このゲームでは、「おけはざま山」の今川本陣における戦いを扱っています。ですので、勝利条件は義元の首を取るか(織田方勝利)、信長の首を取るもしくは義元が盤外に脱出(今川方)となっています。以前のゲーム(リチャード・バーグのものを含め)で採用していた「撤退レベル」の考え方はありません。

 マップは以下の通りです。青線の左側に織田方が初期配置します。茶色の線は斜面で、中央付近のおけはざま山頂上に今川義元がいます。右側の水色は田んぼです。まあ、私はグラフィックのセンスがないので・・・。赤いラインのマップ端から義元が脱出すれば今川方の勝利です。緑のラインは、織田方がそのラインを超えない限り義元と旗本は活性化不可です。本陣が危なくならないと逃げ出さないですよね。

桶狭間の戦い」マップ

 ユニットは以下の通り。今川方の初期配置では、「旗本」や「足軽」は裏返し(混乱状態)でランダム配置します。「足軽」には表面の戦闘力値が0のものがあり、これは回復して表面になると即座に除去されます。重要な場所でこれが出ると戦線に穴が開くことになり、そこから織田方が突入してくることになります。

桶狭間の戦い」カウンターシート

 テストプレイ時の初期配置です。織田方は信長を中心に戦闘力4のユニットを真ん中に集め、中央突破を狙います。

テストプレイ初期配置

 そして結果です。服部小平太が今川義元を討ち取りました。義元を討ち取るには接敵して攻撃すれば自動的に成功です。今川方も頑張っていますが、突破された場合に対応するユニットがないと最終的に義元は追いつかれてしまいます。

テストプレイ終了時

 まあ、ヒストリカルかと言われると、そうとは言えません。そもそも、どこで戦いが起こったかは、人によって様々です。宮下秀樹はおけはざま山(センゴク外伝桶狭間戦記)、江川達也は鳴海城に近い漆山から東(織田信長物語~桶狭間合戦の真実)他、いろいろ。なので、まあ、山の上に本陣を据えたであろうからという理由で簡易なマップにしました。田んぼについては「信長公記」でも記されているようでしたので義元の逃走経路上に入れています。

 今後はこのシステムでのゲーム化の予定はありません。何か作りたいと思った戦いがあれば作るかもしれませんが。