A5Aの第一次ブルラン

 試しに何をプレイしようかと思ったのですが、やっぱ最初の戦いかなと。ピーリッジとかベントンヴィルとかドマイナーだし。

 そんなわけで試しにプレイしてみたのでした。とても面白い。

 基本システムはNAWと同じ感じですが、移動がチットドリブンな上に、戦闘もチット引きをします。なので、戦力が集まらないのに戦闘チットが引かれて強制攻撃させられたり、接敵していないのに戦闘チットが引かれ、そのターンに何もできなかったり。人によれば、運の要素が強すぎると感じるかもしれません。確かに中世的ではありますね。そのあたりが、続編が出なかった理由でしょうか。私は面白いと思いますが。

 その他、攻撃側と防御側が相互にダイスを振って、別のCRTで互いの損害を決めます。単純にAEとかDRとかではないです。つまり両方とも損害を被ることがよくある。

 

 下がブルランのマップです。

 第一次ブルランの戦いは、南北戦争の最初の戦いとして知られています。議会や民衆にせっつかれた北軍が攻勢に出たのに対し、南軍がブルラン川で防御しようとしたのです。南軍は東から北軍が来ると思っていましたが、北方を大迂回した北軍が北から攻めてきます。ただ、大迂回し過ぎて兵士が疲れちゃったのでした。9時間ぐらい歩いたようです。その後戦闘もあるので14時間ぐらい働きづめ。酷いブラックです。

第一次ブルラン戦

 ゲームの勝敗は3ヘクスある勝利条件ヘクスの争奪で、南軍3ヘクス保持で南軍の勝利、北軍2ヘクス保持で北軍限定的勝利、3ヘクスで北軍決定的勝利です。その場所は、実際に激戦があった所です。史実では結構北軍は押し込んだんですが、兵士のスタミナ切れで潰走しちゃいました。

 ところで、このマップ、増援登場ヘクスが書いてあるのですが、使わないものがあります。多分第二次用だったんだろうなぁ。マップ流用する気満々なのが分かります。

 プレイしていて思ったのは、攻撃力と防御力の差が大きい事。この時期だともう少し防御力を落としてもよかったんじゃないかなと思います。南北戦争後期になると塹壕効果で結構防御力が上がりますので、これぐらいでもいいと思いますが。なので、前期の第一次ブルランにおいては、防御力が大きいのはちょっと違和感がありました。結構攻撃するのに躊躇します。

 まあ、部隊数が少ないので、かなりサクサク進みます。うーん。惜しいなぁ。もっとゲームを出してもよかったんじゃないかな。あるいは、南北戦争ではなく中世の戦いでもいいかも。