自作ゲーム「桶狭間の戦い」の公開

 毎度おなじみのシステムで、今度は桶狭間の戦いをゲーム化しました。以下のURLからダウンロードできます。

 

https://drive.google.com/file/d/1lsqEQ1tqLsbPu0xmCQ6dc5BJj9ks3x_A/view?usp=sharing

 

 今まで発売された桶狭間の戦いのゲームは、大体が大高城や鳴海城を中心として北は清州城、東は沓掛城まで入るような作戦級のゲームばかりでした。しかし、このゲームでは、「おけはざま山」の今川本陣における戦いを扱っています。ですので、勝利条件は義元の首を取るか(織田方勝利)、信長の首を取るもしくは義元が盤外に脱出(今川方)となっています。以前のゲーム(リチャード・バーグのものを含め)で採用していた「撤退レベル」の考え方はありません。

 マップは以下の通りです。青線の左側に織田方が初期配置します。茶色の線は斜面で、中央付近のおけはざま山頂上に今川義元がいます。右側の水色は田んぼです。まあ、私はグラフィックのセンスがないので・・・。赤いラインのマップ端から義元が脱出すれば今川方の勝利です。緑のラインは、織田方がそのラインを超えない限り義元と旗本は活性化不可です。本陣が危なくならないと逃げ出さないですよね。

桶狭間の戦い」マップ

 ユニットは以下の通り。今川方の初期配置では、「旗本」や「足軽」は裏返し(混乱状態)でランダム配置します。「足軽」には表面の戦闘力値が0のものがあり、これは回復して表面になると即座に除去されます。重要な場所でこれが出ると戦線に穴が開くことになり、そこから織田方が突入してくることになります。

桶狭間の戦い」カウンターシート

 テストプレイ時の初期配置です。織田方は信長を中心に戦闘力4のユニットを真ん中に集め、中央突破を狙います。

テストプレイ初期配置

 そして結果です。服部小平太が今川義元を討ち取りました。義元を討ち取るには接敵して攻撃すれば自動的に成功です。今川方も頑張っていますが、突破された場合に対応するユニットがないと最終的に義元は追いつかれてしまいます。

テストプレイ終了時

 まあ、ヒストリカルかと言われると、そうとは言えません。そもそも、どこで戦いが起こったかは、人によって様々です。宮下秀樹はおけはざま山(センゴク外伝桶狭間戦記)、江川達也は鳴海城に近い漆山から東(織田信長物語~桶狭間合戦の真実)他、いろいろ。なので、まあ、山の上に本陣を据えたであろうからという理由で簡易なマップにしました。田んぼについては「信長公記」でも記されているようでしたので義元の逃走経路上に入れています。

 今後はこのシステムでのゲーム化の予定はありません。何か作りたいと思った戦いがあれば作るかもしれませんが。