「小悪魔教師♡サイコ」(原作:三石メガネ、漫画:合田蛍冬)

 レッドショルダーマーチがアマゾンミュージックでダウンロードできると知ったので、早速購入しました。スマホに入れて目覚まし音に設定しました。これで寝起きは最悪になるでしょう。ついでにレッドショルダーパーカーも予約してしまいました。

 ボトムズも今年の4月で放映開始40年。当時は毎週楽しみにしていました。この勢いで、バンダイもプラモの再販をしないかな。

 

 「小悪魔教師♡サイコ」は、タイトルが気に入ったので、つい買ってしまいました。でも面白かった。

 新任の女教師葛西小春(かさいこはる)先生が、前任の担任が自殺未遂したクラスの担任としてある高校に赴任するところから始まります。そのクラスでは公然といじめが行われていました。「生徒を幸せにする」という信条を持つ小春せんせーは、「あらゆる手段を使って」いじめ問題の解決に乗り出します。まあ、タイトルを見ればわかるでしょうが、小春せんせーはサイコパスです。

 サイコパスが教師というのは「悪の教典」があります。これも小説を読んで面白いと思いました。マンガや実写映画化もされています。マンガの方はエピソードが少し欠けています。映画は見ていません。短時間で小説を再現できるはずもありませんので、確実に劣化している。

 さて、「小悪魔教師♡サイコ」は現在3巻まで発売されています。1巻と2巻の前半がいじめ問題。それを解決して「生徒を幸せにした」小春せんせーは、別の高校に異動します。そこでは、問題児ばかり集めたクラスの担当をさせられます。問題児ばかりなので、3巻ではまだ「生徒を幸せにしている」最中です。

 

 「悪の教典」ではサイコパス教師は悪として立ちはだかります。一方「小悪魔教師♡サイコ」では、むしろ被害者の生徒側に立って悪を亡ぼす役目を担っています。ある意味勧善懲悪的なカタルシスがあります。また、小春せんせーの天然振りはサイコパス特有の物の様な気がします。サイコパスって、ある意味天然なのでしょう。所々ギャグが入るので、サイコホラーとは言えないようです。