バージョン違いと著作権

 ゲームが発売された後、ルールブックのバージョンが変わることがあります。それ以外にも版(Edition)が変わることがあります。で、VASSALでプレイする場合、基本的には所有しているゲームのモジュールのみプレイしますが、このバージョンや版の違いをどう考えるか、少し疑問が出てきました。

 

 まず、ルールのエラッタがある場合ですが、これはエラッタを適用して普通にプレイしても著作権などに触れないかと思います。


 バージョンが違う場合ですが、ある意味これもエラッタ(およびルールの明確化)と考えていい気がします。ルールが変わった場合でも、よりプレイしやすく変更しただけだと思います。つまりある意味明確化と考えられそうです。ただし、新しくシナリオが追加された場合は微妙です。とはいえ、高い金を出して買ったゲームなのに、バージョンが違うだけでプレイできないというのも何かおかしい気がします。追加シナリオだけプレイできないとした方がよさそうな気がします。
 同様に、版が違う場合も、エラッタやルール明確化が適用されたものとも考えられます。そもそも版が変わるというのがよくわかりません。書籍ですと版が違っても別に内容が変わるというのはあまりありません。もちろん、間違いの修正は適用されることがありますが。これも同様に追加シナリオだけはプレイできない気がします。もっとも、大幅に変わった場合、例えばマップやチャートが変わった場合はダメでしょうか。

 

 あるいは変更の意図を考慮するべきかもしれません。プレイバランスの調整のためにCRTを変えたという場合などは、ゲームのを完成度をより上げるためといえますので、不完全なゲームを購入させられたプレイヤーに対する補償という気がします。つまりある意味エラッタ適用という感じです。ならば、プレイしても問題ない気がします。

 

 また、別の問題として、出版社が変わる場合があります(倒産やライセンス生産)。この場合、前の出版社のゲームを購入していて、現在の出版社のゲームのモジュールをプレイするというのはどうなのでしょうか。金額的には現在の出版社には一銭も入っていません(多分)。となると、現在の出版社での版のモジュールのプレイはまずい?内容がまったく同じでも?

 

 いやいや、著作権ってホントに難しい。まあ、個人でプレイする分には問題ないのでしょうか。

 

 また、二人プレイする場合は両方の人がゲームを持ていなくてもかまわない気がします。VASSALではなく対面のプレイなら、どちらかがゲームを持っていればプレイできるはずです。なら、VASSALでも同じでは?


 YANKSが手に入らない現状では、Hatten in FlamesをプレイするにはYANKSを持っている人と対戦するのが一番近道かもしれません。とはいえ、対戦前にはソロで研究するのも必要です。そのためには、持っている人からゲームを借りた、という体裁がVASSALでは必要なのでしょうか。しかし、現実にあてはめると、貸し出している間はもともと持っていた人はソロ研究できないということになりますね。複雑だ。だんだん何を書いているのかわからなくなってきました。