どのゲームをするか悩ましい

 昨日、防御戦術の勉強のためのゲームについて書きました。

 再度書くと、防御のうまい人は、以下のことがうまくできているのではないかと書きました(私見)。

①秩序だった後退

②活かすユニットと犠牲にするユニットの見極め

③要所での反撃

 で、「ドイツ戦車軍団」の「ダンケルク」で、①について少し勉強できました。そこで、②と③について、どのゲームがいいのかと考えました。同じ「ドイツ戦車軍団」の「ハリコフ」はどうかなと思って試しに少しやってみたのですが、いまいちでした。何故か。

 それはね。と、どこぞの漫談のようなことを言います。

 それは何故かというと、「ハリコフ」はハーフマップで、初期配置がドイツ軍の6ユニットのみ。攻撃側のソ連軍は盤外から登場します。もちろん、配置や攻撃方向は任意です。ドイツ軍の増援も同様です。

 これは良くない。何故なら、防御側が有利に展開したとしても、防御がうまくいったのか、攻撃がヘナチョコだったのかがわからない。初期配置が任意のゲームはすべて同じことが言えます。つまり、入門用であるエポックの「独ソ電撃戦」とか「バルジ大作戦(SSやシミュレーション入門1ではない)」とかは全部だめということになります。まあ、任意配置の理由はわかります。入門用とはいえ、固定配置ですと何回かプレイすれば最適解が出てしまって展開が固定化して飽きてしまいますから。任意配置なら最適解も複雑化して何度でもプレイできます。

 そんなわけで、何をプレイすればいいのか困ってしまいました。

 ところで、エポックの「バルジ大作戦」は連合軍のベストセットアップがあるそうです。それに対する「鹿内ギャンビット」と言われるドイツ軍の配置があるそうです。となれば、その配置こそ、初期配置として適正なのかなと思いました。なお、「独ソ電撃戦」にもソ連軍のベストセットアップがあるようですが、ちょっと調べただけではわかりませんでした。どこかで、「リガ」に対する鹿内さんの記事があったような気がするのですが・・・。

 話は変わりますが、鹿内さんは凄いと思います。長らくベストセットアップとされていたものに対して、新たな対応手を考えることがです。多分、バルジやリガだけではなく、記事にならなかった(うまくいかなかった)ゲームもたくさんあるかと思います。それでもひたすら考えるという姿勢が凄い。私は、どこかで思考放棄して手打ちをせず、常に最善手を考える人が大好きです。ちなみに鹿内さんには会ったことも話したこともメールしたことも全然ないですが。私も、常に考えるということを続けていきたいと思っています(ゲームだけではなく人生全般で)。そのために、「発見伝」という帳面を付けています。毎日何かしらの発見をして、それを書き留めるという。飽きっぽいので最近はさぼっていますが。

 閑話休題(それはさておき)。そんなわけでバルジがいいかなとか思っています。少しでも、防御がうまくなりたい。

 

(追記)

 シミュレーション入門1の「バルジ大作戦」もVASSALのモジュールになっていますが、アメリカ軍の第9機甲師団のユニットがないんですよね。最終ターンの増援の第11機甲師団で代用するという手がありますが(数値は同じ)、どうも、こういうのって萎えるので。ちょうどよさそうゲームなのに残念です。

 

(追記)

 「独ソ電撃戦」がお勉強に不適切な理由をもう一つ見つけました。ソ連軍がアントライドなので、防御に失敗してやり直そうと思っても、戦力を見てしまってからではやり直せないことです。