私は歴史の中でも戦史と食に興味があります。前に書いたかもしれませんが。なので、歴メシとか好きです。一時期、玄米食をしていたのも、昔の人は玄米食だった!と、言うのが理由です。まあ、戦場に出た足軽なんかは精米が支給されていたそうですが。精米の方が消化されやすく、直ぐにエネルギーになりますからね。
そんなわけで、旧軍の食事とか結構興味があります。
この本の作者は陸軍の方の糧食史も書かれているようですが、そちらはまだ未見。で、海軍の方です。幕府海軍の時代から海軍が解体されるまでの時期を、支給状況から4つに分類しています。黎明期は幕府海軍時代、第一期は無標準金給時代、第二期は標準指定金給時代、第三期は兵食品給時代で、お金を渡していた金給時代と、食材を渡していた品給時代があるようです。なんかイメージ的にには品給が普通のような気がしていましたが、それもそのはず。品給時代は日清戦争からのようです。それ以前は金給時代だったようです。よく調べてんなぁ。何でも金給だと、食材ケチってお金を貯める兵が出てきたようで、いつの時代も変わらない。
内容は細かい食材とか値段とかが書かれていて、本当によく調べていると思いました。また、写真もたくさんあります。白黒ですが。補給艦は間宮が有名ですが、伊良湖とか杵埼型とかあったんですね。知りませんでした。勉強になります。それにしても食事の写真。ご飯大盛りで美味しそうにガツガツ食ってんなぁ。こういう写真は好きです。