ネットオークションの魔力

 ネットオークションにはウォッチリストというものがあります。チェックしたい商品に「ウォッチ」をつけてリストしておくと、その商品の基本情報や入札している人や最高額がわかります。商品名の所をクリックすると、その商品のページに飛ぶことができます。大変便利。

 で、出品者側から見ると、ウォッチ数がわかります。つまり出品した商品が注目されているかどうかがわかります。ウォッチ数が多くても入札されていない場合は、関心があってもちょっと高すぎるか、別に同じ商品が安く出品されていると予想されます。なので、出品額を低くすると、それが呼び水となって入札が始まり、気が付くと当初の額よりも高くなっていたりすることもあります。

 このウォッチリストを見ていると、いけない感覚に襲われます。

 一つは、ウォッチ数が多くなると、なんとなく「承認欲求」が満たされる気がします。

 もう一つは、入札され価格が上がっていくのを見ると、まるでRPGのマスターになったかのような気になります。「ふははは、愚かな人間どもめ」という感覚です。

 出品するには綺麗に写真を取ったりしないといけないのですが、これ、癖になりそう。