将棋の縛りプレイ

 こんな夢を見た・・・

 プロ棋士(将棋の)二人と友達になりました。この二人はライバル関係ですが、互いに高めあう方のライバル、強敵と書いてトモと呼ぶ方のライバルです。でも、片方がスランプ状態でした。なので、「少し気分転換に将棋から離れては」と言ったのですが、「将棋をやっていないと弱くなる気がする」と言います。なら、将棋に関係する所に旅にでも出ればいいのではと思い、天童に行くことにしました。将棋の町、天童では、人間将棋と言って、人間が将棋の駒になるイベントがあります。ゆるキャラになって被り物を着るのではありません。大きな将棋盤の上に駒の形の傘を持って、高い所にいる大将の命令に従って動くのです。プロ棋士二人と河原でやっている人間将棋を土手の上から眺めていました。

 ふと思いました。これ、飛車角の人が一番移動距離が多くて大変じゃないかな。

 そして、その時ひらめきました。これ、飛車角は3マスしか動けないという縛りでプレイしたら面白くならないかな。

 そう二人に言って試してもらったら、案外受けました。その後、いくつかの縛りを考えて、互いに選んだ縛りを伏せてプレイしてもらったら、なかなかよさげ。相手がどんな縛りを選んだかを探しながらプレイするので、将棋の駒さばきのみに集中せず、しかも意外な縛りで混乱させられます。例えば、飛車が遠く敵陣に切り込むのが最善手だとしても、縛りでそれができないので、別の駒を動かす。相手は意表を突かれるわけです。プロ同士ならなおさら。

 そんなことをしていたら、スランプから抜け出せたようでした。

 夢から覚めて、改めて、自分で縛りを選ぶのではなく、ダイスで決めたらいいかもと思いました。縛りに優劣があるので。