時計で高さを測る

 時計とは、時間を計るもので、単位は秒とかです。高さはメートルとか、長さの単位です。今日、講習会に参加していて、こういう話がテーマでした。最初は謎だと思っていたのですが、よく考えると、知っている話でした。

 ウラシマ効果というものがありますね。光の速さに近づくと時間が遅くなるという奴です。これと原理は同じだった。

 高い所では、時計は速く進みます。これは地球は球体で高い所の方が低い所より速度が速いためです。時計が速く進むのですが、人間の老化は通常通り。となると、時計から見ればその人は老化が遅くなるという事で、長生きするという事です。ウラシマ効果だ。

 最近の時計は10の-18乗まで計れる光原子時計というものがあるようで、これですと1cmまで測れるようです。すごいっす。低い所と高い所で同時に時計の進み具合を計って、その差を出せば、高さが測れるという。何でも、秒の定義も変更しようと国際会議が行われていて、2030年ぐらいまでには光原子時計を基準にしたものになるとか。

 その他、電波天文台の「視力」の話が出ていました。地上にある電波望遠鏡を視力で換算すると0.3~0.5だとか。ド近眼な私には親近感があります。もっとも、彼らが見ているのは電波ですが。ちなみにハッブル宇宙望遠鏡は視力619だそうです。それはよく見えるはずだ。