フロイトの夢診断

 NHK「100分de名著」の録画を観ました。

 古来、夢占いなどがある様に、人類は夢を特別視してきています。北条政子の夢を買い取った話が有名ですね。

 もともとフロイトはあまりよい評価をしていませんでした。そもそも、夢の診断とか言っても、いくらでも言い様があるものが多いですから。だって、猫も夢を見るらしい。じゃあ、猫も無意識下に願望があると?まあ、欲望はあるでしょうが。人間をも所詮は獣なので、欲望で夢は見るでしょうが。どうもフロイトは、人類が特別と考えていたんじゃないかなぁ。所詮は獣なのに。欲望を願望と置き換えて、なんか高尚なものにしているようです。

 また、オイディプスコンプレックス(番組ではエディプスコンプレックスとしていましたが、字ずらからオイディプスじゃないかな)を発見したことも、フロイトの重要な功績です。が、これは「男の子」が「父親」を敵視し、「母親」を愛するというものです。番組では、フロイトは当初「女の子」も同様に、「母親」を敵視し、「父親」を愛すると考えていたようです。が、実際には違うらしい。男の子の父親殺しは色々な事例があります。信玄の信虎追放が有名ですね。が、女の子の母親殺しという話は聞いた事がありません。実際には、「女の子」も「母親」を愛するそうです。フロイトが男性至上主義者だったという事でしょう。当時の白人なら普通ですけど。

 さらに、アインシュタインフロイトの戦争に関する往復書簡を読んだ事があります。フロイトは大した事言っていなかった。

 そんなわけでフロイトに対する評価が低かったのですが、番組を見てその評価が上がることはありませんでした。もともとフロイトに対する評価が低かったのは、多分「狂骨の夢」の影響かもしれません。