イギリス海軍の父

 「絵画と写真で見る世界海戦史」(ヘレン・ドウ)を読み始めたのでした。そして最初の「サンドウィッチの海戦」の所で、イギリス海軍の父とみなされる事があるのが「ジョン王」だと書いてあって、ええぇっ!と思ったのでした。

 ジョン王は、獅子心王リチャードの弟で、「失地王」と呼ばれています。ロビン・フッドでは大体悪役。シェークスピアの劇がありますが、ロクなことになっていない。何しろフランスのイギリス領を全部失った上に、イギリス本土にも侵攻されたぐらいの人ですから。そんなわけで、あまりいい印象がなかったのでした。

 それが、「イギリス海軍の父」とは。まあ、国王が保有していた船がイギリス海軍の大元になったからなんですが、それでも意外でした。余りに以外なので、本を読み終えていないのに話題にしてしまった。