転売は商売じゃない

 a-gameショップからメールが来ました。1日お一人様2個までに購入制限するそうです。個人的には、ウォーゲームを売っているショップは少数なので、情報共有して同一人物が2個以上買えないようにすればいいのにと思います(一人1つで十分だ)。多分、個人情報保護法の制限があるのでしょうね。この法律の功罪が分かれるところです。

 さて、ヤフオクを見ていると、いつもの転売野郎が最新のアイテムを、いつもよりちょっと低価格で(それでも1.4倍)、1日の出品期間で出していました。売り抜けようとしている魂胆が透けて見えます。最近は定価ぐらいの出品価格で、対抗して出してきている人もいます。転売野郎も、そろそろうま味がなくなったと感じたのでしょう。ヤフオク見ていると面白いです。

 転売野郎は、世間から蔑まれ、後ろ指刺され、犯罪者扱いされるのに対し、自分たちは商売しているんだ、とか思っているかもしれません。しかし、商売とはWinWinの関係であることが基本です。生産者は、より多く売れてWin。購入者は、本来遠方などで手に入れられないものが買えてWin。商売人は、危険をかえりみず商品を運ぶことで、利益を得てWin。三者が全員Winになるのが商売です。

 翻って、転売はどうでしょうか。購入者が本来手に入れられるものを、横からかすめ取って、高額で売却する。Winなのは転売野郎だけです。これでは商売の基本が成り立っていません。これこそが、転売野郎が、世間から蔑まれ、後ろ指刺され、犯罪者扱いされる所以なのです。

 転売野郎は、我らウォーゲーマーに寄生する寄生虫です。購買者は、転売野郎から高額のゲームを購入することによって購入量が減り(原資は限資)、メーカーに利益がもたらされず、この業界が衰退していくことになるのです。寄生虫を駆除するには、苦い虫下しを飲むような痛みが必要です。我々は、どんなに欲しくても、転売野郎から購入することを我慢しなくてはなりません。そうすれば転売野郎を駆逐できます。その後は、転売の心配せずに、欲しいものを手に入れられる未来が来ます。つまり、以下の事を心に銘記しないといけません。

「今日より明日なんじゃ」(種もみ爺さん)