第8ターンにトブルク攻撃を開始したロンメルですが、さすがに硬い。2:1攻撃で1ユニットを混乱させただけでした。
そしてイギリス軍ターンで、オコナーはソルームにいた部隊をロンメルの後方に回しました。目標はイタリア軍の弱体化した装甲ユニット。トブルク解囲作戦ブレビティの発動です。ちょっと早いけど。
弱々なイタリア軍を蹴散らし、トブルク解囲。
ロンメルも負けずに反撃。潰走したイタリア軍装甲部隊を戻すとともに、トブルク西にいた部隊を動かしイギリス軍機械化歩兵を包囲して除去します。対するイギリス軍は、さらにバルディアの部隊をロンメルの後ろに回して包囲。トブルクの部隊と合わせて攻撃しました。
しかしロンメル硬し。次のドイツ軍ターンで、バルディアから来た装甲ユニットを逆包囲し、打撃を与えます。
さらにイギリス軍がイタリア軍の後ろに回り、包囲攻撃。
イタリア軍除去。もう、何が何だか・・・。
この時、ロンメルの目がキラリと光った。バルディアには1戦力ユニットしかいません。さらにシディバラニへの道も開いています。現状、トブルク攻略は難しそう。なら後2VP取ればドイツ軍の勝利です。
後方の部隊を南の道路経由で回しバルディア攻略。
慌てたイギリス軍はバルディアを取り戻そうとしますが、その隙を突いてさらにシディバラニも攻略。結局イギリス軍の奪還はできませんでした。両狙いはまずかったかも。
ゲーム終了時の状況です。
ドイツ軍5VP、イギリス軍3VP。ドイツ軍の勝利です。連絡線は切れているんだがなぁ・・・。
このゲームは8VPのやり取りですので、5VP取れれば勝てます。VPが同点の場合は損害数で決まりますが、最初の方でイタリア軍の損害が多いので、同点の場合はイギリス軍の勝利になるでしょう。このため、ドイツ軍としては、トブルクを取るか、トブルクが取れない場合はシディバラニまで取る必要があります。実のところトブルクは4-3-4×3ユニットの12戦力で守っていましたので、これを落とすのはかなりしんどそうです。
ボーナスの使い方ですが、ZOCを生成する「工兵」はマストですね。また、戦闘する場合は2D振れる「戦力集中」とDRM+1の「奇襲」は欲しい所です。後方の増援を早く戦場に送るためには「トラック」が必要でしょう。今回は補給切れにならないようにしていましたが、それでも補給マーカーが不足したという感じはしませんでした。多分あまり敵陣の方に寄らなかったためだと思います。ドイツ軍の攻勢時には3補給マーカーが追加できますしね。
モーメントは、「回復」以外使いませんでした。多分それでいいのかと。特別ボーナスの「ロンメル」も「回復」した後でモーメントを取り戻すのに使いましたし。
「工兵」でZOCが生成されている場合は包囲で除去される危険があります。なので味方のユニットを接して配置するようにして、後退の結果になっても除去されないような工夫が必要だと思いました。
短時間で攻めと受けの両方が楽しめるので面白いゲームだと思います。