細々と続けています。5ターン目のドイツ軍開始時が以下の状況です。ストイル川東岸のドイツ軍は連絡線が切れていますので、VPヘクスを占領していてもVPになりません。ドイツ軍の現在のVPはラデホフの3ポイントのみです。一方、ソ連軍も結構連絡線が切られています。連絡線が通っているのは、西からオストロフ、ドゥブノ、クレメニェツのみで7ポイント+ドイツ軍非機械化ユニット除去の1ポイント。合計8ポイント。
さて、この状況からドイツ軍はどうするか。
まずはストイル川の連絡線を回復しないと話になりません。もしオストロフを奪還して回復したとしても、今のままでオストロフ、コジーン、プリツァの+3のみです。機械化ユニットが全て突破できると20ポイントももらえますが、突破へクスに連絡線を通さないといけないので、一番南のクレメニェツ経由は難しいでしょう。この正面にいる機械化4ユニットは突破には使えない気がします。
取り合えずドイツ軍は連絡線を回復するともにドゥブノで攻勢をかけました。
一方、ソ連軍は連絡線を切ろうとします。ベレステーツコを占領し、完全に切ったかに見えました。
ドイツ軍はベレステーツコ、オストロフに戦力を集中し、空爆も行います。なんと、ベレステーツコのソ連軍U-10は戦力0・・・。奪還。さらにオストロフも奪還しました。電撃戦による移動で北回りの連絡線が回復したかに見えましたが。
ゲーム終了時の状態です。ソ連軍のオートバイ兵が回り込んで連絡線を遮断。結果、ドイツ軍5ポイント、ソ連軍6ポイントでソ連軍の勝ち。というより僅差でしょうか。ドイツ軍、せっかく6ユニットが突破したのに・・・。
このゲームは、タイトルの「ドゥブノ大戦車戦」というよりも、ベレステーツコとシュツロウツェの2か所の道路の取り合いが主になる感じです。ユニットは少ないながらも、ソ連軍は増援の3個機械化軍団をいつどこに投入するか、ドイツ軍は突破を目指すか、確実に連絡線を維持するか、いつ電撃戦を仕掛けるか、などといろいろ考える事が多いゲームです。西新宿鮫さんの研究記事もあるようですが、本誌がどこにあるか探さないといけないので読んでいません。もっと別の戦い方があるのかもしれません。
それにしてもエポック独ソ電撃戦よりも、ソ連軍のアントライドで0が出る確率が高いような。こんなにボロボロだったら、ルントシュテットも苦労しなかっただろうに。