ドゥブノ

 前に書いたように、フリーセットアップなゲームです。フリーセットアップは悩みます。特に、今回のドイツ軍はソ連軍に挟まれていますし、ソ連軍の増援は側面である南側からも登場します。

 で、戦線を張ってもダメだろうから、ユニットごとにまとまって、ひたすら前進することを目指しました。薄い戦線を張っても、南から食い破られるのが関の山でしょうから。

 セットアップ後に、第0ターンとしてソ連軍の移動があります。それが終わった状況です。

ゲーム開始時

 ソ連軍は戦略移動を使って前に出ています。第1ターンのソ連軍ターンに東から増援10ユニットを出せば、ドイツ軍の進撃を遅らせることができるのではないかという思惑です。真っ赤な歩兵ユニットはドイツ軍の前進を拒むためだけの生け贄です。本番は南から中央に向けた攻撃。中央の道路が通る橋をソ連軍が抑えればドイツ軍は得点源を失います。

 

 ところで、このゲームも「モスクワ41」と同じでソ連軍はアントライドです。で、特に研究をしていないので、本当にアントライド状態です。そこで思ったのです。そもそもアントライドの意味からすると、作戦研究して戦力の期待値を計算していない状態だけが、本当の意味ではないだろうか。それを考えると、全く真っ白な状態の最初のプレイだけがアントライドをシミュレートしているんじゃないだろうか。1回しかプレイできない推理ゲームみたいなもので。アントライドの意味からすると、このシステムはあまり正しくないのかもしれない。