「宝石ゴンゴン」(HABA/すごろくや)

 ちょっと前に買っていた「宝石ゴンゴン」というアクションゲームをテストプレイしてみました。これは、対戦型のゲームなのですが、ソロでもできないことはない。

箱絵

 HABAという会社はドイツの会社のようで、原題は「HAU WEG!」のようです。ルールブックは、日本語、英語、ドイツ語が書かれています。日本語では宝石ゴンゴンですが、英語ではHammer Timeなので、ドイツ語のHau weg!もそういう意味なのでしょうか。私はドイツ語は特殊な単語以外、ほとんどわかりません。

 このゲームは、裏箱の上に積み上げた(プラスチックの)「宝石」の山を、裏箱をハンマーで叩いて落とすというゲームです。箱のどこでも叩いていいです。また、強さも自由です。ただし、9個以上落とすと宝石を守っているドラゴンが目覚めてしまい、落とした宝石を山に戻さなくてはいけません。なので、強くたたけばいいというものではありません。

積み上げた宝石

 ちなみに、裏箱にプレイマットを張るのですが(上の絵の紫のシート)、両面テープで張り付けるので、裏箱のテキストが見えなくなります。ルールブックでは「フタだけでなく、裏側もかっこよくなりました!」とか書いていますが、裏箱の説明とかが見えなくなるので、貼って剥がせるグミを使っています。

 さて、ただ宝石を落とせばいいというものではありません。各プレイヤーに4枚の荷車カードが配られ、それに書かれている色の宝石を順番に手に入れる必要があります。荷車に書かれていない宝石は落としても山に戻さないといけません。

荷車カード4枚

 宝石には赤、黄、青、緑の他、黒もあります。黒は仕事カードと呼ばれるワイルドカードを手に入れるのに使います。この仕事カードは、荷車カードに対応すどの色の宝石の代わりにも使えます。

仕事カード5種類

 仕事カードは、左上が1~3個落とせばもらえます。中上は6~8個。右上は黒2個。下左は偶数個。下右は奇数個です。これに対応した数の宝石を落とせば貰えます。

 その他の内容物として、ハンマーとサイコロがあります。ハンマーは木でできていますが、結構頑丈です。サイコロはオプションルールで使います。叩くのに慣れてきた場合、サイコロを振って、出た目に対応した叩き方をしないといけません。例えば、柄で叩く、左手で叩く、目を閉じて叩く、寝ながら叩く、などなど。この辺のルールは幾らでも変えられそうです。

ハンマーとサイコロ

 さて、試しに叩いてみましょう。宝石を落とすまで何回でも叩けます。最初は将棋崩しのように山にしたので、数回叩かないと落ちません。多分、平坦に盛ればよかったのだと思います。

 荷車カードは緑3個と赤2個です。また、仕事カードは偶数です。

 落としたのは緑と黒。偶数個で仕事カートゲット。緑は荷車カードに置き、黒は山に戻します。

最初に落ちた宝石

 2ヒット目。少し強く叩きすぎ、8個落としてしまいました。ドラゴンが目を覚ましたという事で、全部山に戻します。なお、本当は8個は大丈夫だったのですが、ルールを間違えてプレイしていました。

2ヒット目

  戻した・・・。違いが分かりますか?

ルールを間違えて戻した後

 3打目。緑1個。奇数個で仕事カードゲット。荷車も1つ埋まります。

3打目

 4回目。欲しいのは赤ですが、落とせそうな位置にあります。また偶数個なら仕事カードがゲットできます。

 そして、赤1個、青1個で無事に仕事カード3枚目をゲット。赤を荷車に載せ、さらに仕事カード2枚使って、この荷車を満載にします。

4回目

 次の荷車カード(全色の宝石が必要)を始めます。

 

 といった具合にゲームを進めます。今回はソロプレイでしたが、複数人だと宝石を落とすごとに手番を交代し、4つの荷車全てを満載した人が勝ちです。仕事カード9枚を早めにゲットした人が有利になるでしょう。実際に、慣れると狙えるようになります。

 5才から99才までプレイ可能となっており、実際に透明できれいな宝石を手に入れるという事で、小さいお子様(特に女の子?)は大興奮しそうです。

 よく見比べましたが、宝石は全部同じ形でした。まあ、一つ一つ別の形にするのも大量生産の工程上大変でしょうし、形状が違えば落下率も異なってくるので、有利不利が出ますしね。

 気軽にゴンゴン出来る面白いゲームだなと思いました。ただ、頑丈そうではありますが、裏箱は結構ダメージを食らうでしょう。